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米国ClassOne Technology社と日本国内における独占販売契約を締結
ウェーハ工程を自動化する電解メッキ装置“SolsticeTM”を発売

2018年10月22日

キヤノンマーケティングジャパン株式会社



キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、米国ClassOne Technology(クラスワンテクノロジー)社(ClassOne Technology Inc.、CEO:Byron Exarcos)との間で、同社製品の日本国内における独占販売契約を締結し、2018年10月25日より電解メッキ装置“SolsticeTM”シリーズの販売を開始します。

SolsticeTM S8

発売情報

電解メッキ装置 “SolsticeTM S8”

価格(税別)
2億円~
発売日
2018年10月25日
  • 装置構成や為替レートにより価格は変動します。

現在、IoTの広がりによって世界的に半導体の需要が高まっており、今後もデータ流通量の増大やセンサーを使った先進技術の普及などにより、半導体市場の拡大は継続するものと考えられます。中でも自動運転に用いられる測距技術「LiDAR」や、第5世代移動通信システム「5G」などに使われる垂直共振器面発光型レーザー「VCSEL※1」など、化合物半導体の需要は急速に伸長し、関連市場における設備投資が拡大するとともに、生産技術や生産性の向上が求められています。
このたび契約したClassOne Technology社はウェーハサイズ200㎜以下のウェットプロセス装置におけるリーディングカンパニーです。電解メッキ装置“Solstice”は、200㎜以下の各種ウェーハサイズに対応し、業界トップクラスの膜厚均一性とスループットを提供します。また、省フットプリント、自動化対応、優れた制御性を実現し、生産性とプロセスの安定性に寄与します。
さらに、金、ニッケル、銅など各種メッキを高品質かつ低コストで成膜できることに加え、メタルリフトオフ、レジスト剥離、金のディプレート(電解エッチング)、アンダーバンプメタルエッチング、陽極処理など広範なプロセスの搭載が可能となります。

キヤノンMJは、今回の契約締結により、既存の当社取り扱い製品との連携提案を進めつつ、ToF※2を含む3Dセンシング、高周波光通信、高周波パワー半導体デバイスおよびそれら関連分野における事業成長を推し進めます。また、引き続き産業機器事業において国内外から高品質な機器を調達し、装置の輸入・販売だけでなく、納入後の技術サポートとフィールドサービスを提供していきます。

  • ※1
    Vertical Cavity Surface Emitting Laserの略。
  • ※2
    Time of Flightの略。照射した光が対象物に当たり、反射光が戻るまでにかかる時間から対象物までの距離を計測する技術。自動車、ロボット、スマートフォンのセンサー、ジェスチャー入力など幅広い用途に用いられる。

ClassOne Technology社の概要

社名
ClassOne Technology Inc.
CEO
Byron Exarcos
本社所在地
109 Cooperative way, Kalispell, Montana, 59901 USA
事業内容
半導体ウェットプロセス装置の製造・販売とサービスの提供、中古再生装置の販売とサービス
設立
2013年
従業員数
70名
ホームページ
https://classone.com/

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