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すばやく駆けつけて、その場で見積から工事まで完結。現場ではスマートな書類提示が求められる。株式会社クラシアン

「水のトラブル」に24時間365日、即日対応でくらしの安心を提供
1991年に「みなさまのくらしに安心を提供する」という理念のもとに創立し、以来30年以上にわたり、水まわり事業に対して均一のサービスをご提供し、真摯に向き合い、品質を磨き、適正な価格でサービスを展開する株式会社クラシアン。
技術力を徹底的に磨き、最先端のデジタルテクノロジーを賢く活用することで、日本全国で活躍する同社は、機器の選定にも安定性と現場でのスムーズな操作性を求めていました。基幹システムの入れ替えと時を同じくして進められたモバイルプリンターの後継機選定において、重視したポイントや導入による今後の展望をIT戦略統括部門の岐部氏、安納氏、川崎氏に伺いました。

業種:水道設備事業 | 従業員数:1,252名 | 成果:顧客/従業員満足向上、業務効率の向上・安定稼働、働き方改革

01 導入背景タブレット、携帯電話、決済端末… 多様な機器に接続できるプリンターが求められた

現状も将来的にもスピーディで安心感のある製品とサポートが期待できる

従来利用していたモバイルプリンターが販売終了となり後継機を検討していた株式会社クラシアンの岐部氏は、今後の展開を見据えiOSにも対応するBP-F400に魅力を感じたと語ります。

「現場へ駆けつけるサービススタッフは、タブレット端末、携帯電話、モバイルプリンター、カード決済端末と多くの機器を持ってお客様先へ向かいます。従来のプリンターの対応OSはAndroidのみで、利用できるタブレット端末が限られていました。近い将来、タブレット端末、携帯電話をスマートフォンに集約する可能性も念頭におくと、AndroidとiOSの両方に対応しているキヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)のBP-F400は最有力候補となりました」。

IT戦略統括部門 情報技術部
部長 岐部 康志 氏
情報技術部 ITインフラ・ITサポート課
課長 川崎 一史 氏
情報技術部 ITインフラ・ITサポート課
主任 安納 昌平 氏

02 選定理由現場の作業が滞りなく、「早くて、安心」につながること

見積書や依頼書をその場でプリントして施工に取りかかれる

専用ケースにいれたまま印刷できる

水のトラブルの現場に緊急で駆け付け、お客様に見積書などの書類を迅速に提供することをモットーとする同社において、キヤノン製品ならではの細やかな配慮が決め手になったと安納氏と川崎氏が語ります。
「サービススタッフの訪問先での作業をアシストするような細部の気遣いを製品に感じました。第1に、専用ケースは、プリンターをケースから出すことなく印刷も充電もできるデザインだったことが大きなポイントとなりました。我々は現場の状況を見て、その場で工事の内容を決めてご提案するわけですが、お客様のご自宅や事務所を傷つけにくいことはもちろんのこと、印刷にすぐに取りかかれるのがありがたかったです」。
また、「プリンターに給紙ガイドが標準装備されているため、給紙の際にはズレにくく、印刷も鮮明でした。ガイドが標準で付きながら、イニシアルコストが抑えられていたことは高評価でした」。

基幹システムの切り替えにも安心感のある対応

さらに、基幹システムの切り替え対応においてもキヤノンMJの対応に好感が持てたと川崎氏は語ります。
「基幹システムの切り替えが完了すると、現在カード端末の決済機から出している領収書を、新しいシステムではモバイルプリンターから出力することになります。見積書、依頼書、作業報告書、請求書、そして現金でお支払いいただいた場合には領収書を印刷する。これら一連の書類の提供すべてがモバイルプリンターの役割となります」。
続けて、「並行して実施していたモバイルプリンターへ出力するタブレット端末の入れ替えが、急遽一か月前倒しで進行することになったのですが、その決定がBP-F400の導入時期と重なりました。同時進行するなかでもアプリの調整などをスムーズにできたのは、キヤノンMJ営業の方々との円滑な関係があったからだと思います。故障時の保守だけでなく、日々相談できるのは心強いです」。

03 導入後の成果ヘルプデスクが静か。トラブルがないことを物語る

徹底検証で支障なく切り替えが成功

AndroidタブレットからBP-F400への印刷

「キヤノンMJさんとは卓上プリンターのお取引きで信頼関係が築けていたので、製品評価の段階ではデモ機の貸し出しを受けるのではなく、3台購入して検証しました。この3台は、ちょうどキヤノンさんがAndroid対応した時期にご提案いただいた製品です。対応OSの拡充だったため、現場スタッフが使用上問題ないかを徹底的に確認しました。ここで問題なく使えたことは、その後の移行の安心感に大きくつながりました」と安納氏。

新人でも迷わず使いはじめられる

さらに、試験導入後はスタッフの増員とも時期が重なり、基本的にBP-F400を使用するのは新人のサービススタッフとなったといいます。
「約800台のモバイルプリンターのうち、2023年に約150台がキヤノンBP-F400に移行しています。新人が使っても問題なく使えているということで、非常に安心感があります」と語ってくれました。

コスト面でも満足度が高い

給紙ガイドが標準装備され、用紙がズレにくい

修理や消耗品のロスがないことでコストメリットも実感すると岐部氏は語ります。
「サービススタッフからまったく不満が挙がらないということは、各自所持させていて無駄がなく、経済的だということです。その点は非常に大きなメリットと考えています。また、お客様へ提示する書類の印刷品質が良くなったことが一番大きなメリットと考えています」。

04 今後の展開機器の集約化、ICT環境整備のパートナーとして期待

最後にさらなる展望やキヤノンMJへのご要望について伺いました。

全国すべての地域において均一のサービスを提供するためには、サービススタッフの負荷を一律に軽減することが求められます。そのためにITによるサポートは不可欠だとする同社は、機器の集約化を中心にスタッフの利便性向上を模索しています。
「サービススタッフは、現在は多くの機器を所持していますが、これらの機器を集約すれば、スタッフの機動性や効率性も増し、お客様へもさらなるご満足を提供できると考えています。ハンディターミナルのノウハウもお持ちのキヤノンMJさんは、機器の集約の場面でも強力なパートナーとなることを期待しています。また、最先端のデジタルテクノロジーを賢く活用したいと考えている当社としては、AIや画像処理の面でも期待する部分があります。
今後も業界をリードするためにご支援をお願いしたいと考えています」。

株式会社クラシアン


創業:1991年6月21日
事業内容:水道設備事業
従業員数:1,252名
本社:横浜市港北区新横浜3-1-9 アリーナタワー13階
URL:https://www.qracian.co.jp/

  • 本記事は取材時(2024年2月)のものです。

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キヤノンマーケティングジャパン株式会社 エッジデバイスソリューション企画部