CN5×11 IAS T/R1・CN5×11 IAS T/P1 特長
おもな特長
CINE-SERVO Lens史上最広角※1広角端11mm
広角端で100°※2以上の超広角を実現
広角端で100°以上の超広角を実現するCINE-SERVO Lensシリーズ最広角11mmを実現。
被写体との距離が取れない現場やカメラ位置が固定された環境、俯瞰した構図が求められるシーンにおいて、主被写体に近づきながら遠近感のある映像撮影が可能です。


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※1
2025年9月現在
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※2
ワイド端、アスペクト比 1.9:1、画面寸法 26.2×13.8mm時の水平画角
最短撮影距離0.6m
最短撮影距離は0.6m。水平画角で74.2×39.1cm※の範囲を撮影可能。
被写体との距離が取れない環境や、ダイナミックな映像表現を必要とするシーンで活躍します。
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ワイド端、アスペクト比 1.9:1、画面寸法 26.2×13.8mm時の水平画角
5倍ズーム、1.5×内蔵エクステンダー搭載
CINE-SERVO Lensシリーズで広い焦点域をカバー
広角端11mmを実現しながら5倍のズームレンジで焦点距離11~55mmに対応。
さらに同シリーズのCN8×15、CN10×25との組み合わせで11mm~375mm(1.5×内蔵エクステンダー併用時)をカバー可能。
レンズを付け替える手間を削減でき撮影時間の効率化を実現します。

1.5×内蔵エクステンダー使用時、フルサイズセンサー対応
内蔵の1.5×エクステンダーを使用することによりイメージサークルが1.5倍に拡大※。EOS C70などのスーパー35mmセンサー搭載カメラに加え、EOS C80やEOS R5 Cといった35mmフルサイズセンサー搭載カメラにも対応します。
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1.5倍エクステンダーを使用した際、Fナンバーが1段程度暗くなります。
軽量設計&ドライブユニットがもたらす高い機動性
超広角化と軽量化を同時に実現
超広角域の焦点距離、内蔵エクステンダー搭載を実現しながら、シリーズ最軽量である2kg台の質量を達成(PLマウント)。
ステディカムやワイヤーカム、クレーンなどシステム全体の質量を抑えたい撮影時にも貢献し、高い機動性を発揮します。
CINE-SERVOシリーズ | ||||||
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CN5×11 | CN8×15 | CN7×17 | CN10×25 | CN20×50 | ||
焦点距離 | 11-55mm | 15-120mm | 17-120mm | 25-250mm | 50-1000mm | |
内蔵エクステンダー 使用時 |
16.5-82.5mm | 22.5-180mm | 37.5-375mm | 75-1500mm | ||
質量
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約2.92kg | 約3.40kg | 約3.05kg | 約3.06kg | 約6.60kg |
運用性と機能性に優れたドライブユニットを搭載
放送用ポータブルズームレンズ のドライブユニット「e-Xs V」をベースにした新型ドライブユニットを採用。
フォーカスブリージング補正の搭載や優れたサーボ制御性能により、高品位な映像の撮影が可能。
また情報ディスプレイやUSB Type-C端子を搭載することで、機材設定やメンテナンスの容易性やサービスサポートの効率化を実現。プロの要望に応える更なる運用性と機能性を追求しています。
新型ドライブユニットの特長
運用性 |
サーボ制御性能の向上 |
フォーカスとアイリスが高速化し操作の応答性が向上したことで、スポーツ中継などカメラオペレーターの意図した通りの撮影が可能。 |
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ズーム連動による |
フォーカシング時にピント位置の移動に伴って画角が変化する際、ズーミングすることで画角変動(ブリージング)の補正を実現。 |
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リモートコントロール |
従来同様の20pinコネクター経由に加え、USB Type-C端子でもリモート撮影をサポート。レンズのフォーカス・ズーム・アイリスの位置情報の送信、リモートシステムからレンズを制御可能。 |
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機能性 |
情報ディスプレイの |
情報ディスプレイを天面に配置し、自然な姿勢での操作が可能。 |
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USBメモリーによる |
ファームアップファイルが入ったUSBメモリーを接続し、ドライブユニットの情報ディスプレイのメニューからファームアップが可能。 |
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レンズ設定データの |
使い慣れた設定データをユーザー毎にUSBメモリーに保存しておけるため、レンズを変えた時や他のユーザーとレンズを共有する際に設定時間の短縮が可能。 |
放送用レンズと同等の運用性を実現

人間工学に基づいたグリップ設計や従来シリーズと同等の重量バランスを実現することで、肩担ぎ時の撮影者の負担を軽減します。
またドライブユニットは着脱可能。放送用ハンディレンズと同等のサーボ性能を踏襲しており、放送制作にも対応した操作性と運用性を実現しています
RFマウント採用によるキヤノンバーチャルプロダクションシステムへの対応
EOS Rシステムの「新マウント通信システム」

CN5×11 IAS T/R1は、EFシネマレンズで培った光学性能を継承しつつ、新たにRF通信に対応したRFマウントを採用しています。マウントアダプター不要でEOS C400・C80などのRFマウント搭載シネマカメラに直接装着が可能であり、高い堅牢性と信頼性を実現しています。
バーチャルプロダクション用メタデータ出力対応

バーチャル制作における準備時間を大幅に削減するキヤノンバーチャルプロダクションシステムに対応。
ズーム、フォーカス、絞りに連動した光学データをカメラ側へ高速通信し、Ethernetケーブル1本でCVメタデータとしてカメラからリアルタイム出力が可能。
レンズごとのキャリブレーション不要でレンズ操作に連動した歪曲データを取得できるため、制作現場の効率向上に寄与します。
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詳細は、「Canon Virtual Production System」をご確認下さい。