「高画質なポスターは高額」という常識を大判プリンターが変えました名古屋マリオットアソシアホテル
業種:サービス | 従業員規模:300~999名 | 成果:コスト削減、業務効率の向上、商品サービスの強化
株式会社ジェイアール東海ホテルズは、アソシアホテルズ&リゾーツのチェーンホテルの中で、現在名古屋マリオットアソシアホテルを基幹ホテルとして、ホテルアソシア高山リゾート、ホテルアソシア豊橋を運営しており、平成20年4月に、新横浜で新たにホテルアソシア新横浜が開業予定である。名古屋駅のシンボルであるJRセントラルタワーズの一角が名古屋マリオットアソシアホテルであり、同社本社の所在地でもある。その本社企画販売部で、平成19年11月からimagePROGRAFが活用されている。導入および運用を担当されている横井氏に話を伺った。
導入ポイント
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コスト削減
ビジネスコンビニの利用より便利で低コスト
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活用シーンの広がり
ホテル従業員の啓蒙用掲示物やイベントツールへと広がっている
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業務の効率化
部門担当者とイメージを確認しながらリアルタイムで作成
横断幕の作成から高画質ポスター作成へ
同社の宴会サービス部門では、従来から横断幕などの製作に一部、大判プリンターを使用していたが文字出力がメインでの使用であったため、黒インクの使用であった。今回、ポスター製作を主な用途としてimagePROGRAFが導入された。導入を検討するきっかけについて、販促物の製作を担当している横井氏に聞いてみた。
「当ホテルオープン当初から、すべて大手広告代理店に依頼していました。ポスターの製作費は、1枚当たり約5万円かかり、名古屋マリオットアソシアホテルだけでも月に10枚は製作していたので、毎月50万円の経費が必要でした。しかし、最近、一部の販促物からデータを内製し、そのデータをグループホテルへ送信するという業務の流れになりつつあります。そして、データの出力は近隣のビジネスコンビニを利用していましたが、PCを借りて自分で出力しようとするとデータの不備に気づくなど意外に不便な状態でした。その対策を考えていた時に、imagePROGRAFが発売されたことをしり、B0サイズ1枚の出力コストにまず驚きましたね。コストを比較してみると導入後2ヶ月で元が取れる計算になりました。」(横井氏)
内製化に役立つポスターかんたん作成ソフト PosterArtist
同社には、イラストレーターやフォトショップの操作が出来る社員が少なく、出力は内製化しても、外注製作コストが必要になるのではないかという課題があった。そこでキヤノン営業担当者から、キヤノンのiPFシリーズには製作支援ソフトの「PosterArtist」があると提案。検討段階で評価・検証した横井氏は話す。
「実際に出力したポスターを館内に掲示して他の社員に見せたところ、とてもきれいだと評判が良かったです。それと、PosterArtistがあれば、イラストレーターなどが使えない社員も、簡単にワープロ感覚でポスターが作れました。機材の貸し出しで練習が出来たので、初めての機器導入による不安は拭えたと思います。私もPosterArtistを使ってみたのですが、iPFシリーズの専用ソフトというだけあって、印刷設定がとても楽にできました。イラストレーターで製作したものもPosterArtistで出力したりしています。導入に際しては、単純価格比較を優先する購買部門に依頼するのではなく実際の活用のメリットを考え、企画販売部門で検討し決定しました。」(横井氏)
販促に効果的なリアルタイプ作成
同社では、グループの全ホテルの広告宣伝を、JR東海の駅構内の宣伝スペースや、旅行代理店の店舗内で行っている。どちらもスペースに制限がある事から、必要な部数は1~5枚程度と少部数である。少部数の印刷はコストがかかり、費用対効果が悪かったが、imagePROGRAF導入後は安価にポスターが作れるようになり、小回りの利いた販促活動が実現した。横井氏は、imagePROGRAFの導入は、業務の効率化や質の向上に貢献したと話す。
「駅構内の宣伝スペースでは、ホテルの宣伝ポスターを掲示しています。名古屋駅などの主要駅では、5枚分のスペースが短期間だけ空くことがありますが、そういうケースにはフレキシブルな対応が必要です。また、旅行代理店でのポスター掲示は1、2枚しかスペースがなく、営業訪問時にたまたま空いていてもすぐに外注印刷ができず、せっかくのチャンスを諦める事もありました。しかし、導入後はすぐに対応出来るので、営業担当者もPosterArtistを使ってポスターを作成するようになり、積極的なPRができるようになりました。また、4月には新横浜で新しいホテルがオープンしますので、今後も imagePROGRAFを活かしたPR活動で、さらなるブランド力の向上を目指したいです。」(横井氏)
どんどん広がる用途と活用方法
導入後は商談会のポスターや、就職説明会でのPRポスターの作成もするようになった。製作の流れについて横井氏に聞いてみた。
「用紙は厚口コート紙や光沢紙を使うことが多いです。レストランの担当は料飲統括部で、ポスターの内容決めや撮影の手配をします。こちらではその画像データと内容指示を基にしてポスターを作成します。レストランのポスターの高品質が評判を呼び、最近は新たな需要も発生しています。グループの全ホテルで実施する「スキルアップコンテスト」の告知ポスターや、セールス用の利用促進ポスターなどを製作するようになりました。その他に、「手洗い励行」などの啓蒙ポスターも作成しました。導入してから3ヶ月程度ですが、用途がどんどん広がっています。」(横井氏)
ポスター出力での高画質と機器の性能から得た実感が、活用イメージを広げ、昨年のクリスマスではポスター以外の販促ツールの製作にも挑戦した。同社では、レストランのメニューや店内のディスプレイなどの販促ツールは外注している。現在、導入後まだ3ヶ月目ということもあるが、横井氏は今後さらに可能な限り有効に挑戦していきたいと話す。
「昨年のクリスマスフェアでは、レストラン来場者にツリー形の帽子の手作りキットをプレゼントしましたが、その型紙のデータを面付けして imagePROGRAFで長尺印刷をしました。今年の夏休みには、子供向け宿泊プランをご利用になったお客さまにプレゼントするA4サイズの「列車のペーパークラフト」を拡大出力して、立体化した列車をロビーに展示したいと考えています。ポスターなどの平面だけではなく、立体の製作にも活用していきたいですね。また、導入後は各担当者と一緒にディスプレイを見ながらの製作が出来るようになりましたので、各レストランのメニューなど、現在は外注製作しているツールも、将来的には内製化していくかもしれません。あと、今後は布への出力にも挑戦して、レストラン店内のディスプレイなどにも活用していきたいです。」(横井氏)
今後も高級シティホテルの館内でキヤノン imagePROGRAFが大活躍する。
株式会社ジェイアール東海ホテルズ
名古屋駅のシンボルであるJRセントラルタワーズの一角が名古屋マリオットアソシアホテルであり、同社本社の所在地でもある。
所在地:愛知県名古屋市
※本記事は取材時(2007年8月)のものです
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