イベント開催時に、垂れ幕を店舗の外に向けて提示。インパクトの大きいPR活動をすることで集客率がアップ株式会社 細見互福グループ
業種:卸売・小売 | 従業員規模:-名 | 成果:コスト削減、顧客満足度向上、商品サービスの強化
株式会社細見互福グループは創業86年を迎える呉服小売業である。兵庫県内に3店舗ある店舗内では着付け教室を開催するなど、イベントを企画・開催し販売するだけではなく、お客さまが着物と末永く付き合えるようなサービスを目指している。 販売も含めたすべてのサービスの中での大判プリンター運用の実際と利用効果などについて話を伺った。
導入ポイント
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販促効果
お客さまに「伝わる告知」をすることで、イベントの参加人数や集客の増加を実現
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コスト削減
プロモーションツールとしてのポスターを必要なときに必要な枚数だけ迅速かつ低コストで製作可能に
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従業員の意欲の向上
店頭の従業員もイベントの説明やお勧めをしやすくなった
垂れ幕と看板でイベント告知
同社の営業する3店舗のうち2店舗は、ショッピングモール内に出店している。各店では月に1~2回、着物作家の展示会など、イベントを開催している。イベント開催時は、垂れ幕を店舗の外からでも見えるように掲示する。
「店舗の外に向けて掲示することで、他の用事で来店したお客さまにもイベントが店舗内で開催されていることをPRできます」(木戸氏)
その垂れ幕の長さは、殆どが150cmと決まっている。
「150cmというのは、検証の結果決まった長さです。店舗の面積の問題もありますが、商品より目立ち過ぎず、お客さまへのインパクトも強いサイズを試行錯誤した結果、この長さになりました」(木戸氏)
店舗内には各コーナーの頭上に、垂れ幕作成を応用した吊り看板がある。
「どこに何があるか一目で分かるようにする案内看板も、従来は継ぎ足した物で対応していました。しかし、それでは見た目も悪く手間もかかりました。imagePROGRAF導入後は、出力してスチレンボードにのりで貼るだけですから、楽にそして見た目もきれいな看板作りができるようになりました」(木戸氏)
高画質だから伝わるイベントの情報と商品イメージ
同社は大判プリンターを活用し、売上アップを目標としているが、それだけが目標のすべてではないという。
「着物離れの著しい昨今ですが、着物を販売したらそれで終わりというのではなく、お客さまと着物との楽しい思い出作りのお手伝いが出来たら、という考えでイベントを企画しています。ですから、イベントの告知ポスターも楽しい雰囲気が伝わる物を作ることを目指しています。やはり見た目の印象は、そのイベントに対するお客さまの興味や関心に深く関係すると思います」(木戸氏)
イメージを伝えるには説得力のある画質も必要である。
「画質がいいので、カラフルなポスターや垂れ幕製作が可能になりました。使用している用紙はコスト面から再生上質紙ですが、インクの発色が良いのでとても満足しています。また、写真用紙への写真の出力もきれいに出来たので、早速お客さまの了解を得て、前回のイベントの写真をお客さまにお渡しする分と、ポスターとして店頭に掲示する分の合計約30枚を出力しました」(木戸氏)
効果的な告知で集客率が向上
同社では、垂れ幕やポスターを使用した販促活動のほかに、DM送付、手配りのチラシ、「ほそみ『ありがとう』通信」という新聞を発行して、イベント予告や終了したイベントの様子を伝えている。
「新聞やDM、チラシは以前から積極的に取り組んできた集客方法ですが、大判プリンターの導入によりポスターも作るようになりました。導入前に外注で作ったこともありましたが、納期やコスト面などデメリットが大きく、A3サイズのポスターを掲示することが殆どでした。現在は新聞やDMの印刷は外注、ポスター、看板、垂れ幕などの店内装飾は内製というふうに分けることにより、コストと作業バランスが良くなりました。また、店舗に大きなポスターを掲示出来るようになり、お客さまにより鮮明にイベントの内容を伝えることができるようになりました。イベントには、着物を着て京都観光をするツアーがありますが、大判プリンター導入後は参加人数が増えています」(木戸氏)
例年参加人数が10人程度だったイベントが、導入後は20~30名へと、場合によっては50名を超えるものもある。
製作時間の削減で、業務効率化推進とサービスの充実に成功
同社での販促物作成担当者数は社長と木戸氏の2人。業務内容は2人とも、販促物作成のみではない。繁忙期はどのように対応するのだろうか。
「チラシのデータを拡大してポスターにしたり、定例イベントを3店舗でずらして開催し、垂れ幕やポスターで使いまわせる物は使っています。外注との大きな違いでもありますが、納期を気にせずに、納得がいくまで自分たちのペースで製作できます。納期に間に合わなかったということもなく、繁忙期でも販促物製作のストレスは感じなかったですね」(木戸氏)
また、担当者以外の従業員にも導入効果はあったという。
「導入前はA3のカラーコピーを継ぎ足していましたので、貼り合わせ作業などで店舗の従業員の負担が大きかったと思います。しかし導入後は、ご来店頂いたお客さまへのサービスや着付け教室の指導にも集中できるようになりましたし、実際にポスターの内容をお客さまに説明してみて気づいた事などが、本部に意見として返ってきます。本部でも検討をして、現場の意見を採用して新しいポスターを作成する場合もありますので、社内環境的にも良い効果があったと思います」(木戸氏)
呉服業界における今後の展望と大判プリンター活用のイメージ
今後の営業展開と大判プリンターの活用イメージについて木戸氏は話す。
「弊社は今後も兵庫県福知山市、豊岡市、篠山市、福井県などに出店予定があります。しかし、少子化や着物離れの影響で呉服業界の現状は厳しいです。そういう業界だからこそ横のつながりも大切です。」(木戸氏)
具体的な取り組みとして、『日本きものシステム』という組合に加盟し、同業者との情報交換などをしています。そういったコミュニケーションの中で、新しいイベントの企画が出来ることもあります」(木戸氏)その中で大判プリンターは今後、どのように活用されるのか。
「着物に関するイベントや販促活動も、すべてが出来ることの幅を増やしてかないといけませんね。いつも同じではお客さまも飽きてしまいますから。そういう意味でも、ポスターや垂れ幕は効果的な展示が大切だと思います。ワンパターンにならないためにさまざまなものを参考にしながら、製作物のバリエーションとレベルアップを図ることが目標ですね」(木戸氏)
株式会社細見互福グループ
創業86年を迎える呉服小売業である。兵庫県内に3店舗ある店舗内では着付け教室を開催するなど、お客さまが着物と末永く付き合えるようなサービスを目指している。
所在地:兵庫県丹波市
※本記事は取材時(2017年8月)のものです
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