動画ディスプレイ DP-V1830 ファームウエア Version 1.1
情報掲載日:2024年7月25日
ファームウエア変更内容
このファームウエア(Version 1.1)は、以下の機能追加と性能向上を盛り込んでいます。
-
「波形モニター」の「信号選択」にYRGBを追加し、同一画面内でY/R/G/B信号の波形を同時表示することが可能になりました。
-
入力映像の全画素のxy色度値を色度図上に表示する機能を追加しました。
-
波形モニターや色度図など各種信号情報を、映像上に重ねずに表示する「マルチ情報表示」を追加しました。
-
入力信号の最大輝度/平均輝度値の表示とその遷移などを表示する「フレーム輝度モニター」を追加しました。
-
入力映像の輝度の度数分布を表示する「ヒストグラム」を追加しました。
-
SDI信号とHDMI信号の映像を混在表示※1することが可能になりました。
-
Dual/QuadView表示時※1、各画面に異なる画質設定が可能になりました。
-
QuadView表示時※1、異なるユーザーLUTを4種類適応させた比較表示が可能になりました。
-
パソコンやタブレット端末などを用いてディスプレイ本体を制御する有線LAN接続によるリモート制御を追加しました。
-
有線LAN接続した複数台のディスプレイを同期設定する「ディスプレイ設定連動」を追加しました。
-
入力対応信号に、SD-SDI信号を追加しました。
-
有線LAN接続経由で、設定をエクスポート/インポートすることが可能になりました。
-
SDI入力端子からの4K/60Pを含む映像(最大4映像)のうち、任意の映像を選択し、MULTIFUNC.SDI OUT端子から出力する「スイッチアウト※2」を追加しました。
-
「色温度」の「ゲインR/G/B」と「バイアスR/G/B」が、ピクチャーモード共通で設定可能になりました。
-
チャンネル毎に、「マーカープリセット」を設定することが可能になりました。
-
「タイムコード」の表示位置を指定する「Hオフセット」の設定範囲を拡張し、画面中央に表示することが可能になりました。
-
DualView表示時、「波形モニター」と「ベクトルスコープ」を左右に同時表示することが可能になりました。
-
※1
入力映像の解像度やフレームレート、伝送方式などによる表示制約があります。
-
※2
スイッチアウト機能を有効にするためには、有償アップグレードライセンスの購入が必要です。有償アップグレードライセンスに関するお問い合わせは、各地域の販売会社までお問い合わせください。
今回ご案内のファームウエア Version 1.1 は、Version 1.0 以前のファームウエアを搭載したディスプレイがアップデート対象となります。ディスプレイのファームウエアがすでに Version 1.1 の場合には、ファームウエアのアップデートを行う必要はありません。
ファームウエア変更のための準備
アップデートを行う前に、予め設定項目をエクスポートしておくことをお勧めします。エクスポートした設定内容はアップデート終了後にディスプレイにインポートして設定します。
ダウンロードしたファームウエアのフォルダーの中にファームウエア(ファイル名:update_dpv1830.rom、ファイルサイズ:36,075,021bytes)と、ファームウエアアップデート手順書(PDFファイル、5言語:日本語/英語/フランス語/ドイツ語/簡体中国語)が入っています。ファームウエアの変更作業に入る前にファームウエアアップデート手順書を十分にご確認いただきますようお願いいたします。
ファームウエアの変更を行う場合には以下の機材が必要です。
-
ディスプレイ本体
-
パソコン
-
USB メモリー(FAT16 または FAT32)
-
ファームウエア(ダウンロードしたファイル)
ダウンロード
ファームウエアを変更するためのファイルをダウンロードできます。
日本語版ファームウエア変更手順書については、「日本語版ファームウエア変更手順書」をクリックするとファイルが表示されます。