侵入を前提とした最新セキュリティ対策。セキュリティの新標準「5つの備え」とは?~防御・検知・対応編~
深刻化するサイバー攻撃から身を守るには、ツール の導入などにより被害を未然に防ぐのはもちろん、万が一攻撃を受けてしまった場合の迅 速な対処、現状復旧も欠かせません。これからは、事前と事後の対策をトータルに考えた「 5つの備え」で被害拡大を抑えることが重要です。
ひとつずつ、確認しましょう。
過去3年間にサイバー攻撃の被害にあった日本の中小企業の割合です。いまやサイバー攻撃の標的は大手企業のみならず、すべての中小企業を含みます。皆さんの持つたくさんの情報、取引先とのつながりは日々狙われています。
新たなセキュリティ対策のスタンダードを担う「5つの備え」
「侵入を前提としたセキュリティ対策」がこれからの鍵に
昨今、企業を襲うサイバー攻撃は巧妙化し、侵入を100%防ぐのは事実上不可能に・・・
そこで、重要なのが侵入されたとしても対処できるような備えです。
ここでは「5つの備え」のうち、「防御」「検知」「対応」を見直してみましょう。
防御・検知・対応パソコンのウイルス感染を防ぐ
ウイルス対策ソフトは、鍵のついた扉に例えることができます。扉に鍵がかかっているため、犯罪者(ウイルス)の侵入を防ぐことが可能です。しかし扉の前まで不審者が来ている状態ですが、鍵を破壊されたり、少しのミスで、部屋まで侵入されてしまう可能性があります。
-
ウイルス対策ソフトは常に最新の状態になっていますか?
-
ウイルス対策ソフトは会社全体で管理・更新できていますか?
-
ウイルス対策ソフトのアラートがすぐに通知され、適切に処置できる状況ですか?
防御・検知社内ネットワークへの侵入を防ぐ
UTMは、エントランスのセキュリティゲートに例えることができます。エントランス部( ネットワークの出入り口)で侵入をブロックできるので、部屋の前まで侵入されずに、うっかり鍵をかけ忘れても被害を最小限に抑えられます。しかし、宅配業者を装った人=未知のウイルスなど、犯罪者に見えない人物の場合、気付かずに施設へ入れてしまう可能性があります。
-
不要なインターネットサイトへのアクセスを許していませんか?
- ウイルス対策ソフト以外で外部への有害な通信を検知・駆除したことを確認できますか?
-
セキュリティ機能の付いていないルーターを使用していませんか?
対応社内ネットワークに侵入した脅威の拡散を防ぐ
脅威拡散防止スイッチは建物内の防火扉や火災報知器に例えることができます。どれだけ防犯対策をしっかりしても、大切な物を守るためには防災対策も必要となります。建物内の出火と同じように、社外でウイルス感染したPCを社内に持ち込まれてしまった場合、ネットワーク内にウイルスが蔓延してしまう可能性があります。脅威拡散防止スイッチはウイルスの二次感染やネットワークを通じて車内の重要データを検索する行動を止めることができます。
-
社内での感染拡大を防ぐための有効な手立てを持っていますか?
-
ウイルス対策ソフト以外で社内への感染拡大を検知する仕組みは用意されていますか?
こちらの記事もおすすめです
本コラムに関連のお問い合わせ
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
Webサイトからのお問い合わせ
本コラムについてのご相談、お問い合わせを承ります。
受付時間:平日 9時00分~17時00分
※ 土日祝日・当社休業日は休ませていただきます。