奥村慎之助氏(オクムラ写真館)Pro Photo Talk
第1回 「卒業袴の前撮り」が、なぜ人気なのか。
今月からご登場いただくのは、オクムラ写真館の副館主・奥村慎之助さんです。明治20年創業の同社が、変わることなく大切にしてきたのは「日々努力しお客さまに喜ばれることを探しつづけること」。そして今、奥村さんは「選ばれる写真館になるためには、他では味わえない喜びを提供することがますます重要なっている」と感じています。第1回目は同社で人気のサービスのひとつ、卒業袴の前撮りについて伺いました。
第2回 「遺影写真」を撮影し、お預かりする意義。
オクムラ写真館では約10年前から、撮影した遺影写真をお預かりするサービスを提供しています。データを確実に保管し続けることはリスクもある業務です。それでも同社がこのサービスを継続しているのは「遺影を撮られたご本人やご家族に安心をお届けすることができ、人生の最初から最後まで関わっていく写真館としてはとても意味のある仕事」と考えているからです。奥村さんが遺影写真に込める想いをお聞きしました。
第3回 「ガーデンスタジオ」から、学んだこと。
今の季節、オクムラ写真館のガーデンスタジオには美しいバラが咲き誇っています。人気のこのスタジオがまだ企画段階だった時、奥村さんは維持管理などにかかる負担を考え「企業としてやる意味があるのか」と一時は設立に異を唱えたそうです。しかし蓋を開けてみると、本物のバラに囲まれての撮影はお客さまに非常に喜ばれ、当然、売上にも貢献。「お客さまの喜びを第一に考える」。奥村さんは、その大切さを改めて実感したそうです。
奥村 慎之助 氏(オクムラ写真館/愛知県)
1976年9月14日生まれ。
大学時代から東京のスタジオで修業を積み、その後、ニューヨークへ渡り、ファッションや広告のカメラマンとして活動。2006年に帰国し、オクムラ写真館に入社。現在は副館主として、お客さまに新たな喜びを提供するため、写真から拡がるさまざまな可能性を模索している。
URL: http://www.okumura-photo.jp/(オクムラ写真館のサイトへ)