田中秀幸氏(日之出写真館)Pro Photo Talk
第1回 デジタルの力を、もっと営業写真に。
今回「Pro Photo Talk」にご登場いただくのは、日之出写真館の田中秀幸さんです。「フォトグラファーの技術だけで集客することは難しい。しかし高い技術は、リピーターを増やすことができる」が持論の田中さん。技術を磨き、高め続ける。そのために田中さんは、デジタルだからできることをもう一度見つめ直し、その良さを活かすことで、新たな表現を模索しています。「撮ること」に込めた田中さんのさまざまな想いをお聞きしました。
第2回 想いを写す。それが写真館の仕事だと思う。
お客さまは、なぜ写真館で写真を撮ろうと考えたのか。それは、いま何かを残しておきたいから。そうした「想い」を一枚の写真の中に表現してあげることこそが、写真館の仕事であり、存在意義であると田中さんは考えています。しかし、実際には「お客さまの想いなんてわからないもの」。お客さまの想いをどう感じとり、どう表現しているのか。田中さんの「想いを写す方法」をお聞きしました。
第3回 技術や感性は磨き続ける。文化は守り続ける。
田中さんは、写真コンテストを積極的に活用しています。年齢によって応募の動機は変わってきていますが、今は「自分の感性が時代とズレていないか確認する」ためにコンテストを利用しているそうです。写真家としての技術や感性は、つねに新しいことを吸収しながら磨いていかなければならない。その一方で、変えることなく守り続けなければならないものもある。それは「日本文化」。最終回は、自らを含め最近の写真館のあり方に危機感を抱く田中さんからの熱いメッセージをお届けします。
田中 秀幸 氏(日之出写真館/東京都)
1953年9月14日生まれ。
22歳、大学在学中に父であり初代社長の田中真氏が亡くなり、2代目として日之出写真館を引き継ぐ。
2004年、田園調布の閑静な住宅街に支店「スタジオデビュー」をオープン。現在に至る。
2009年度東京都知事賞、2010年度経済産業大臣賞など、コンテストにおいて数多くの賞を受賞。
URL: https://www.hinodephoto.com/(日之出写真館のサイトへ)