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堀光治氏(フォトアトリエ アディ)Pro Photo Talk

第1回 写真館の写真を、もっと新しく、もっと魅力的なものにしたかった。

10年間企業に勤め開発の仕事に従事していた堀光治さん。実家の写真館を継ぐことになった時に感じたのは「昔と変わらない写真館の写真の古臭さ」。自分自身が欲しくなるような写真、お客さまに価値を感じていただけるような写真を撮りたい。そのために堀さんがこだわったのは、独自の手法で今までにない写真表現を追求することでした。

第2回 お客さまが自然で活き活きとしている。そんなロケーション写真を撮りたい。

なぜ堀さんはロケーション写真にこだわるのか。その理由のひとつは、「季節感」や「奥行き感」を容易に表現できるから。そして、もうひとつは「動き」のある撮影でお客さまの自然な表情を引き出せるから。ロケーションでは、堀さんはまず最初に「走る姿」を撮影します。そうすることで、お客さまの心の鎧を簡単にはずすことができ、構えることのない素顔を撮ることができるそうです。

第3回 日常のなにげない幸せをプロの技術で残していきたい。

毎日の暮らしの中で感じる幸せ。それは当たり前のことのように思えるけれど、永遠に続くものではない。だから堀さんは、家族の普段着の姿をプロの技術で残してあげたいと考えています。特に堀さんは「大人の家族写真」にこだわっています。お子さんが成人されると、写真館で家族写真を撮る機会が途端に少なくなる。大人になっても家族で写真を撮ることの素晴らしさを伝えたいと考えているのです。

プロフィール:堀光治氏

堀 光治 氏(フォトアトリエ アディ/石川県)
1964年石川県能美市生まれ。1987年千葉大学工学部画像工学科卒業。イメージスキャナの開発に従事する。
1996年ホリ写真館入社。2000年同社代表取締役となる。
2013年キャノンギャラリー銀座・梅田・名古屋にて個展開催。経済産業省IT経営百選 優秀賞、日本写真館賞優秀賞等受賞歴多数。各地で開催されるセミナー、研究会に招かれ講師も務めている。

URL: https://happy-aday.com/(フォトアトリエ アディのサイトへ)