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プロが最も信頼できる道具。最新の「1D」を体感。New Photography Style

EOS-1D X Mark Ⅲ × 長谷川正之氏 Theme:プロが最も信頼できる道具。最新の「1D」を体感。

EOS-1D X Mark Ⅲ × 長谷川正之氏

プロの現場に求められる性能や機能、信頼性などを高度に磨き続けることで、時代のプロフォトグラファーに選ばれてきたEOS-1Dシリーズ。その最新モデルが「EOS-1D X Mark Ⅲ」。キーデバイスを一新することで、高画質や高速連写、快適な操作性を高次元で実現しています。
今回はEOS-1Dシリーズを愛用している長谷川正之氏(写真館ハセガワ)に最新モデルのインプレッションを伺いました。

1Dシリーズを初めて持った時の興奮を、また味わえる。

[作例1]EOS-1D X Mark Ⅲ + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM 1/160sec. F4 ISO200
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━ ファーストインプレッションを教えてください。

私はEOS-1D X Mark Ⅱを使っていますが、これをそのままEOS-1D X Mark Ⅲに持ち替えても全く違和感なく使えます。しかし、画質や機能は進化している。ファインダーを覗いたままスマートコントローラーでフォーカスポイントを動かしたり、ライブビューでの瞳AF追従でAIサーボ撮影などの機能を使うことで、より高度な撮影ができる。そういう期待感やワクワク感、1Dシリーズを初めて持った時のような興奮をまた味わえるのも楽しいものです。解像感はEOS-1D X Mark Ⅱに比べ良くなっています。
髪の毛の一本一本まで細部にわたって解像感が優れていると思いました。色は若干落ち着いた色目になっているのかな?2機を比べてみると若干Mark Ⅲが明るくなります。ハイライトからハイエストへの白トビ具合はしっかり抑えられていますが、全体に明るくなっているので、露出を抑え気味にした方が良さそうです。今回、画像調整機能に「明瞭度」が加わりましたが、はっきりとした画像を作るうえで有効な機能だと思います。コントラスト、シャープネス、明瞭度、この3点で画像の「キレ」をコントロールできるのは素晴らしいですね。

構図調整に専念できる。ライブビュー撮影時の「瞳AF」。

[作例2]EOS-1D X Mark Ⅲ + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM 1/200sec. F2.8 ISO400
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━ さらに精度を高めたAFはいかがですか。

動体へのAFの食らい付きは相当良くなっていますね。今回、浴衣でのロケーション撮影を行ったのですが、歩行しながらの撮影で、AIサーボでの食らい付きも格段に向上していると感じました[作例2]。連写速度が上がったんですが、そのあたりはポートレート撮影ではあまり必要ではないです。しかしライブビューでのフォーカス速度の向上や連写速度の向上は侮れない機能です。
また、ライブビューで瞳AFが効くようになり、より正確に高度にピントが合うようになりました[作例3]。おかげでこれまでのたまにピンが外れる怖さから解放されると思います。私はEOS Rも使用していますが、1D Xにミラーレスのピントの良さが付いてくれば最強ですよね。もちろんEOS-1D X Mark Ⅲはファインダー撮影でもピントの反応が良く、仕上がりの画像では滑らかになっているので、使い分けに苦労しそうですね(笑)。

[作例3]EOS-1D X Mark Ⅲ + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM 1/160sec. F4 ISO3200
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フラッグシップ機ならではの満足感と安心感がある。

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━ なぜ1Dシリーズを使用されるのですか。

やはり他の機種にはない満足感と安心感がありますし、お客さまに対しての訴求力もピカイチですね(笑)。またバッテリーの長時間使用も安心ですし、ロケで小雨、雪、風、嵐の中でヘビーデューティーに使っても完璧に動いてくれる。EOS-1D X Mark Ⅲのボディーは、そういう堅牢さはそのままに軽くなっている感じですね。
スマートコントローラーの操作性は、精度が良すぎて微妙な指の動きにも反応してくれます。小さめの被写体の顔あたりにポイントを持っていくのには、若干の慣れが必要かもしれませんね。撮影枚数の増加ですが、通常の写真館としての撮影ではそれほど恩恵を受けませんが、モデル撮影や連写するスタイルでの撮影ではバッファが増えるということは非常に助かります。

プロのための性能と機能を駆使して、新たな表現を追求。

[作例4]EOS-1D X Mark Ⅲ + EF70-200mm F2.8L IS Ⅱ USM 1/320sec. F2.8 ISO400
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━ 写真館の道具としてはいかがでしょうか。

写真館の撮影スタイルでEOS-1D X Mark Ⅲを使うのなら、三脚につけた状態でライブビュー撮影をお勧めします。瞳AFが追従している状態で撮影できるのは強みであり、露出シミュレーションを効かせれば自然光での撮影では撮影前に露出や色などの確認もできて最高です。
今回、各種の機能が追加されているので、私としては個人仕様にカスタマイズするのも楽しそうだなと思っています。プロの現場に求められる高い性能と最新の機能を備えたEOS-1D X Mark Ⅲを駆使することで、スタジオ撮影でもロケーション撮影でも、お客さまに喜びや驚きを与えるような新しい表現を追求していきたいですね。

長谷川正之

長谷川正之(はせがわ まさゆき)氏

1964年12月9日生まれ。東京工芸大学短期大学部写真技術科を卒業後、菅原廉緒氏に師事しホテルニューオータニ写真室へ入社。1988年に青森県弘前市へ帰省し長谷川写真館(現写真館ハセガワ)へ入社、現在に至る。東北六県写真師会連合会写真コンテスト自由作品の部ゴールド作家賞、文部大臣奨励賞、日本写真館賞優秀賞、PPAローンコレクション、ゼネラルコレクション、WPC日本代表選抜など受賞歴多数。

URL:https://www.hasegawa-ps.com
(写真館ハセガワのサイトへ)