EOS 6Dの軽快さを活かす最軽量・最薄型※1パンケーキレンズ。New Photography Style
EOS 6D × EF40mm F2.8 STM × 柏崎秀実氏
写真館フォトグラファーの感性とEOSデジタル一眼レフの最新機能。その融合から生まれてくる新たな映像世界や撮影スタイルをクローズアップするのが、「New Photography Style」です。
第2回は、前回に引き続き、柏崎秀実さん(株式会社柏崎写真)が登場。
世界最小・最軽量※2のEOS 6Dと、EFレンズ最軽量・最薄型※1の単焦点レンズのコンビネーションは、柏崎さんの撮影スタイルにどんな変化をもたらしたのか。作例とともにご紹介します。
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※1
2012年6月現在。
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※2
35mmフルサイズ相当の撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラにおいて。2013年5月1日現在(キヤノン調べ)。弊社測定条件による。
いろいろ使える。最軽量コンビが面白い。
━ パンケーキレンズはいかがですか?
柏崎:私的には、6Dとこの40㎜のパンケーキレンズは最高の組み合わせだと思います。軽いしコンパクトだし。重量は合わせて1キロ無い!体重1キロなんてすぐ増えちゃうのに(笑)。ちょっと広角気味で、バリエーション豊かに撮影できる。仕事でもプライベートでも使える組み合わせです。
例えば、近所のレストランからメニューの撮影を頼まれたら。カラダひとつで6Dとパンケーキレンズを持っていけば、こんなにきれいな写真(#1)が写せます。高感度もOKだから、手持ちでストロボも三脚もいらない。そこにある光を読めれば、ちょっと逆光ぎみにして、キラッとさせるとこんなふうにシズル感がでてきます。
ぐぐっと寄っても、自然な表情。
━ スタジオでも使われたそうですね?
柏崎:そうですね。子供達のどアップを撮るのに使いました。どんなに近づいていっても、怖がられないから、いつもママが見ているような至近距離で、無邪気な顔を撮影できます。
この写真(#2)もすごく自然でしょ。お客さまが「いつも見てる顔だ!」ってすごく喜んでくれましたね。「こんなにかわいい我が子を、叱り過ぎないように、いつも持って歩きたい」と言って、お買い上げくださいました。
撮ってる人まで楽しくなる。
━ 軽快さで撮影のスタイルは変わりましたか?
柏崎:やっぱりカメラマンとしてはプライベートでもいろいろ撮影したいけど、最近は重いのを理由にカメラを持ち歩いていませんでした。でも、これなら、ちっちゃいポーチみたいなバッグにすっぽり入っちゃう。どんどん持ち歩けて、うれしいですね。
これ(#3)は、大学の学生達をスナップしたものです。ファッションセンス抜群の二人を授業後に撮りました。ほどよく広角感が出るので、目もぱっちり写ります。一緒になって、私も20代に戻った気持ちで遊びながら撮影。撮るのが楽しいと、気分も若返りますね(笑)。
夜のロケーション撮影も手軽に。
━ EOS 6D+パンケーキレンズはいろいろなシーンで活用できそうですね。
柏崎:ええ、高感度にも強いので、夜間の屋外や暗い照明のレストランとかホテルとか高級感のある場所でのロケにもいいと思います。実はこの写真(#4)はうちの娘なんです。
もう14歳。なかなか難しい年頃で、あまり撮影させてくれないんですけど。二人でお買い物に行って、「早くして、恥ずかしいから」なんて冷たい言葉を受けながら(笑)、沢山撮影しちゃいました。軽い6D+パンケーキレンズは、私のような非力の女子におすすめですね。
柏崎秀実 氏
株式会社柏崎写真(千葉県鎌ケ谷市)代表取締役社長。日本大学藝術学部写真学科大学院修士課程修了。在学中は三木淳氏に師事。現在は同大学写真学科 非常勤講師を務める。
NHK「こんにちはいっと6けん」出演や、キヤノンデジタルハウス銀座/品川でも講師経験をもつ。社)日本写真文化協会・ポートレートギャラリーにて写真展も開催。