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声を聞く。次の時代が見えてくる。フォトソリューションレポート

声を聞く。次の時代が見えてくる。

キャメロットヒルズ 埼玉県さいたま市

キャメロットヒルズを運営する株式会社一蔵は、ウエディング事業の他、きものの販売事業、レンタル事業を展開。そのいずれにおいても撮影サービスを重視し、ニーズを先取りした取り組みを行っている。撮影業務に対する同社の考え方を、フォトグラファーを統括する比佐信一氏より話を伺った。


「人生の一日を最高の写真で残してあげたい。」
キャメロットヒルズのこだわりを語る比佐氏。

すべての夢を叶えるために、ソフトを内製化。

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キャメロットヒルズは「すべての夢が叶う丘」というコンセプトを掲げている。この言葉には、特別な日を迎えるお客さまの、どのような要望にも応えてあげたいという想いが込められている。これを実行するために同社ウエディング事業部では、写真、映像、衣裳、ヘアメイク、装花など、ほぼすべてのソフトを内製化。よりクオリティの高い商品を、より短いリードタイムで実現することを可能にしている。また内製化には、それぞれのスタッフがお客さまと直接対話できるというメリットもある。「例えば写真や映像に関する商品については、プランナーではなく撮影スタッフが必ずご説明し、撮影についてのご要望もお聞きします。そうすることで、よりきめ細やかな対応ができるとともに、市場ニーズの変化もいち早く捉えることでき、新たなオリジナル商品やサービスの開発に役立てることができます。お客さまの声を聞き、ビジネスに活かす。弊社は、この姿勢をすべての事業部で貫いています」と比佐氏は語る。

本物の豊かさ、本物の美しさを。

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キャメロットヒルズのもうひとつの特長、それはどこまでも本物感を追求したファシリティだ。建物に入ってみれば、こだわりの理由はすぐにわかる。例えば英国式の教会。日本最古級の英国製パイプオルガンをはじめ、正面に飾られた6枚のステンドグラス、重厚な祭壇など数々の調度品は、実際に英国の教会で使用されていたものだ。こうした歴史的な下支えのもとに施設を建築しているのは、時を経ても変わらない普遍的な豊かさの中で大切な一日を過ごしてほしいから。また、写真の美しさにも徹底してこだわっているからだ。本物だけが醸し出す独特の空気感は、ハレの日を残す写真や映像を特別なものにしている。

感動の一瞬を捉えるために。

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ウエディングの現場は撮り直しがきかない。そのプレッシャーのなかでフォトグラファーは、さまざまなシーンを撮らなければならない。だからこそ不要なストレスを感じることなく、撮影に集中できることが重要になる。「必ず押さえなければならないカットがあります。それを撮っている時に感動的なシーンはふいに訪れる。つねに周囲に目を向け、そうしたシーンに気づくこと。そして、目にした瞬間に即座に撮れるかどうか。それがウエディングフォトグラファーに求められます。そういう意味でも、AF性能と操作性に優れたキヤノンのカメラは私たちにとって手放せない道具といえます」と比佐氏。

「一眼ムービーで撮ってほしい」というニーズ。

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株式会社一蔵ウエディング事業部では、お客さまに提供する動画商品の一眼ムービー化を推進している。名古屋で営業している結婚式場グラストニアでは、すでにEOS 5D Mark ⅢによるEOSムービー撮影を導入、商品化の準備を進めており、キャメロットヒルズでも早期の導入を目指している。「プロフィールムービーやオープニングムービーなど披露宴で流す動画にこだわる方が増えています。一眼ムービーに関してもお客さまから“こういうの撮れないんですか“という要望がありましたので、いち早く対応していこうと。ボケ味を活かした美しい表現は普通のビデオではできないですからね」と比佐氏は語る。アルバムも、流行やニーズを踏まえて、随時見直しを図っている。キャメロットヒルズでいま一番人気のスナップアルバムは透明専用ケースで飾れるタイプ(下の写真、左上)のものだそう。つねにお客さまの声に耳を傾け、新たなサービスや商品を開発する同社の取り組みに注目したい。

写真:キャメロットヒルズ

キャメロットヒルズ
キャメロットヒルズ(埼玉県さいたま市)は、株式会社一蔵が運営する英国式結婚式場。2000年にオープン、他社に先駆けてハウスウエディングスタイルを導入。以来、本格的な施設ときめ細やかなおもてなしは、お客さまから高い支持を得ている。
URL:https://www.camelot-hills.com/
(キャメロットヒルズのサイトへ)

姉妹店
URL:https://glastonia.net/(グラストニアのサイトへ)
URL:https://hyakkarou.jp/(百花籠のサイトへ)