タブレットからハンディターミナルへの置き換えでよりスマートな検針業務を実現株式会社OCC
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1966年、沖縄初のコンピュータ専門企業として設立。以来、地方自治体をはじめ、政府関係、民間企業にソフトウェアの開発を含むコンピュータサービスを提供し、今や西日本有数のプロフェッショナル集団として確固たる地位を築いているのが株式会社OCCです。
同社では自社で開発・展開している水道料金システム用の携帯情報端末として、新たにキヤノンPRea GT-50を採用。すでに複数の自治体への導入が始まっています。
同社の自治体ソリューション本部の比嘉氏、喜納氏、喜友名氏、に詳しい採用の背景や選定理由、導入後の効果などについて伺うとともに、実際の導入先であるうるま市水道部の石川氏に新たな端末を使用し始めてみての感想を聞きました。
業種:情報通信業 | 従業員数:620名 | 成果:業務効率向上・ミス低減
01 導入背景標準端末の一つであるタブレットが終売となり代わりの機器の選定が急務に
標準端末となっていた携帯情報端末の一つが販売終了に
コンピュータの黎明期から情報通信産業の発展を牽引してきた株式会社OCCでは、長年にわたり、自治体向け水道料金システムをリリース。沖縄県内で約70%のシェアを誇っています。喜納氏が語ります。「同システムでは、検針員さんが使う携帯情報端末としてキヤノン製のGT-31と他メーカーのWindows10タブレットを標準端末としていましたが、タブレットのほうが販売終了となることが決まり、別の機器への移行が急務となっていました。同じWindows10タブレットの後継機もあったのですが、従来の7インチに対して10インチとサイズアップし、検針員さんが外に持ち歩いて使用する端末としてはサイズが大きすぎることがネックでした」。
かねてから「タブレットでの操作は誤入力が多い」という現場の意見も
また喜友名氏は、「タブレットを使っていた検針員さんたちからは、かねてから物理キーがほしいという要望もありました。静電タッチパネルでの操作なので押した感触がなく、誤入力が多いというのがその理由で、機器の置き換えに際してはその問題への対応も視野に入れる必要がありました」。
アクアソリューション部
部長 比嘉 研真 氏
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アクアソリューション部 システムグループ
リーダー 喜納 一貴 氏
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アクアソリューション部 システムグループ
リーダー 喜友名 毅 氏
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02 選定理由従来のアプリケーション資産がそのまま使える上に使う人の視点で考え抜かれていることが決め手に
従来の資産がそのまま使えて、物理キーも付属
喜納氏は「次の端末を選ぶ上で大前提となったのは、タブレットで使っていたWindows10アプリケーションを移植してそのまま利用できること。この要件に合致したのが、キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)の方にご紹介いただいたGT-50です。GT-50であれば、OSも同じWindows10ですし、物理キーも付いていて、画面のタッチパネルと併用できる。キヤノンMJから実機をお借りしてアプリケーションの移植がうまくいくか試してみたところ特に問題はなく、さらにモバイルプリンターもそのまま使用可能ということで、GT-50の採用を決定しました」。
コンパクトでありながら見やすく、バッテリー交換もしやすい
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そして喜友名氏も「サイズの大きさなどの理由から、高齢者の方を中心に、現場の検針員の方々の間ではタブレットよりも従来型のハンディターミナルを好む人が多くいらっしゃいました。その点、GT-50はコンパクトでありながら見やすさも十分で、ワンタッチでバッテリーの取り外しができるのも好印象でした。タブレットタイプだとバッテリーを交換できなかったり、交換できてもバッテリー自体が大きかったりしていたので、そのあたりも比較してGT-50という選択肢がベストだという結論になりました」と語ります。
03 導入後の成果スムーズに移行でき現場の検針員からも携帯性の良さを好評価
軽量&コンパクトで女性でも持ちやすく、セキュリティ面も安心
実際にGT-50を採用してみての感想として、喜納氏は「タブレットと比べた場合はもちろん、GT-31と比較してもプリンターが分離されたぶん軽量&コンパクトで、女性の検針員の方でも片手で持って動きやすくなりました。また、セキュリティ面が強化され、たとえどこかに置き忘れたとしても、セキュリティペンダントがないと画面が立ち上がらない仕様になっているのも、個人情報を取り扱う仕事としては安心ですね」と語ります。そして導入に際してのキヤノンMJのサポートについて比嘉氏は「技術者からの質問など、いつも迅速にご回答いただけて、開発メンバーも安心して取り組むことができました」と語ってくれました。
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検針員の皆さんも評価する携帯性の良さ
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また、数ヶ月前にGT-50への移行を完了し、すでに使用を始めているうるま市水道部の石川氏にもお話を伺ったところ、次のようにご回答いただきました。
「今回、インボイスの関係でレシートの文言が増えることもあり、プリンターが別になったGT-50を導入しましたが、最初にOCCさんにお越しいただき、しっかりレクチャーしていただいたこともあり、比較的スムーズに移行できました。使い勝手については慣れるまでもう少し時間がかかりそうですが、検針員の皆さんからは軽い、持ちやすいなど携帯性の良さを評価する声が上がってきています」。
04 今後の展開自治体など各団体で順次導入が決まり今後も積極的に置き換えを働きかけていく
従来使用していた携帯情報端末からの置き換えとして、新たにGT-50を採用し、順次、自治体等への導入を進めている同社。
最後に、比嘉氏に今後の展望について伺いました。
従来機より画面も大きく、できることも多いGT-50
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「2023年はうるま市水道部をはじめ、9つの団体に導入し、2024年も現在のところ6~7団体に導入予定となっています。私たちのお客様の中にはプリンター一体型のGT-31を好んで使用しているところも多いのですが、この先のWindowsCEのEOLを見据えて、今後は画面も大きく、できることも多いGT-50への移行を積極的に働きかけていきたいと考えています。」と語ってくれました。引き続き、同社の取り組みに注目です。
株式会社OCC
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創業:1966年10月11日
事業内容:情報通信業
従業員数:620名
本社:沖縄県浦添市沢岻2丁目17番1号
URL:https://www.occ.co.jp/
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本記事は取材時(2023年11月)のものです。
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社 エッジデバイスソリューション企画部