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印刷会社として、譲れない品質と安定性。人々の暮らしに寄り添う「生活印刷」の実現へ株式会社高速オフセット

業種:印刷・出版・デザイン | 従業員:381名 | 成果:商品サービスの強化/業務効率の向上・安定稼働

情報の送り手と受け手をつなぐ、総合印刷会社。
デジタル対応力も備え、EC 事業も拡大。

制作本部 副本部長 制作部長
北野力 様

株式会社高速オフセットは、毎日新聞グループホールディングスを支える5社のひとつに数えられる総合印刷会社です。前身は1946年、毎日新聞社大阪本社の敷地内で創業した大阪高速印刷株式会社で、新聞印刷を事業の中核に据えてきました。1986年12月、大阪府堺市に新工場を建設したタイミングで、毎日新聞社とその関連会社の出資により新会社「株式会社高速オフセット」として設立しました。
「伝えたいを伝わる形に」を信条に、主力の新聞印刷・商業印刷事業から紙媒体やWebを手掛ける制作事業、出版事業、ネット通販(EC)事業など多岐にわたる事業を展開しています。業績を牽引しているのは売上の約7割を占める一般商業印刷で、新聞印刷のオフセット輪転機のほか、多数の商業オフセット輪転機・枚葉機、最新鋭のデジタル印刷設備を保有しています。関西エリアを中心に首都圏など計9カ所に拠点を持ち、大手メーカーや総合電機会社、鉄道会社、自治体、大学、大手印刷会社など、多様なクライアントの発注に対応しています。
「弊社の強みは、商業印刷の受注から発送まで、一貫して手掛ける対応力です。毎日新聞の主力工場として稼働しながら、小ロットの商業印刷にも対応。Web制作やEC事業にも注力するなど、デジタル系事業の売上も堅調に推移しています」(制作部長・北野力氏)。

01 導入背景社内資料や配布物ではなく「製品」として販売できる
中綴じ加工精度を追求したかった。

制作本部 制作部 編集チーム 課長代行
(兼)新規事業本部 創注チーム 金栗広之 様

総合印刷会社として事業を展開していくなかで重要視しているのは、紙とデジタルの共存です。旧来の印刷の枠組みを超えた成長を目指すにあたり、最新鋭のデジタル印刷機の導入が欠かせません。弊社では制作部が主体となり、一般消費者向けの商品開発から受注、印刷、加工、発送まで一貫して行うEC事業を推進しています。小ロット多品種、高品質な印刷を可能にする生産性の高いデジタル印刷機が求められます。
2018年からデジタルのカラーカンプ機を導入していましたが、時の経過とともに処理速度や後加工など機能面の問題が出てきました。ちょうどキヤノン以外のデジタル印刷機を保有していた時期に、中綴じ製本の精度が課題になりました。弊社の製品としてお客さまに納品する、もしくは商品として販売できるレベルに達していなかったのです。中綴じの精度をなんとか向上させたい。それが次の印刷機を導入するポイントでした。

02 選定理由プロ仕様のプリンターに求める
中綴じ製本などの仕上がり精度。

新たなデジタル印刷機を検討する段階で、プロ仕様のプロダクションプリンターに求めるのは、中綴じ製本をはじめとする加工精度。キヤノンを含む主要デジタル機メーカーに問い合わせ、とくに中綴じの精度を検討したところ、キヤノンの加工精度が群を抜いていました。他社メーカーとは異なり、キヤノンでは印刷から中綴じ加工、製本に至るフローが独自の仕様になっています。印刷後の紙をそろえ、折り加工を経て中綴じのステイプルを打った後、三方断裁で仕上げる。それが精度の違いを生んでいるのかもしれません。
ともかく、他メーカーの同ランク機と比較検討した結果、仕上がり精度で私たちの基準を満たしていたのは、キヤノンのプロダクションプリンター「imagePRESS V1000」だけだったのです。

03 導入後の成果「重送検知機能」や「除電ユニット」など
行き届いた機能が安定的な生産に寄与。

imagePRESS V1000の導入により、お客さまに自信をもって納品できるクオリティを実現できました。実際に使ってみて便利だった機能の一つが、多段デッキに備わっている超音波センサーによる重送検知機構と自動エスケープ機能です。重送を検知できても手動で紙を取り除かなければいけない機械が多いですが、検知だけでなく重送紙を自動エスケープできるため、機械を止めずに生産し続けることができます。
また、「お名前シール」の印刷で使うPET素材のラベル紙は、どうしても印刷の際、静電気が発生してしまうのですが、用紙の静電気を除去する「除電ユニット」のおかげでスムーズに後加工に渡すことができ、ここでも生産の効率化が図れています。
導入後に一番驚いたのが、印刷システムとしての安定性です。導入直後に約8万通の年賀状の仕事をimagePRESS V1000でおこなったのですが、ほぼ止まることなく安定して印刷することができました。導入後の機械的なトラブルも少なく、刷了時間が読めるというのが使っていてありがたいポイントです。
オペレーターにも会社にも優しいシステムだと感じています。

バリアブル対応のお名前シール(左)やチラシ、カード印刷(右)にも活用

04 今後の展開印刷業界の未来は「生活印刷の時代」へ。
高品位・高精度な製品で、暮らしを彩る。

いま弊社の経営陣が注目しているのは、大ロットの情報印刷から、小ロット多品種に対応した「生活印刷」へのシフトです。情報印刷はデジタル化によりタブレットやスマホに置き換えが可能ですが、暮らしに身近な生活印刷の需要は、今後も拡大していく可能性が高いでしょう。その一例が、弊社がECで扱うパッケージやお名前シール、名刺・封筒、ポストカード類などの商品群です。従来の情報印刷のみならず、生活に密着した印刷物の世界にさらなる成長への商機を見出したい。小ロットから大ロットまでバリアブルに対応し、高品位で安定的な製造を可能にしてくれるimagePRESS V1000や、キヤノンの製品展開に期待しています。

株式会社高速オフセット

事業内容:クリエイティブ事業(企画、取材、撮影、編集、デザイン、WEB制作)、印刷事業(新聞印刷、商業印刷ほか)、デジタル事業(デジタルコンテンツの開発、運営)、EC・通販事業
従業員:381名
所在地:大阪府大阪市西区北堀江2丁目5番24号 KOUSOKU堀江ビル
設立:1986(昭和61)年12月
資本金:9,100万円

※本記事は取材時(2024年5月)のものです

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キヤノンマーケティングジャパン株式会社