本展は、鉄道写真の撮影を長年続けている蔵重信隆、本村忠之両氏による合同作品展です。
蔵重氏は「THE LAST WHISTLE OF CHINA STEAM LOCOMOTIVE」というタイトルの下、現在も中国で活躍する蒸気機関車の写真68点を展示します。かつて中国全土を駆け巡っていた蒸気機関車も、今や一部の炭鉱や製鉄所でしかその姿を目にすることはなくなりました。しかし、急減の途をたどりつつも、蒸気機関車は今も多くの人々の心を魅了し続けています。蒸機を追い続けて40年の蔵重氏による、蒸気機関車の魅力をあらゆる角度からとらえた写真展です。
本村氏は「ありがとう・日本の鉄道」と題して、ここ3~4年の間に日本各地で撮影した鉄道写真を出品します。新幹線「のぞみ」号の最新鋭車両「N700系」を始めとする優等列車の数々、日本の四季折々の風物と見事に調和した鉄道風景、本年廃止となったくりはら田園鉄道や鹿島鉄道の在りし日の走行写真や廃線を惜しむ乗客、鉄道とそれを取り巻く自然や人々とのつながりを感じる57点の写真を展示します。
なお、展示作品はすべてキヤノンの大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF」でプリントします。