健康経営キヤノンカスタマーサポート株式会社
健康経営
従業員の健康支援ならびに健康経営の実現に向けた取り組みを推進しています。
従業員の健康支援(キヤノンカスタマーサポート健康経営宣言)
キヤノンカスタマーサポートは、行動指針に掲げた「健康第一主義」に基づき従業員の健康の保持増進に取り組むことが、従業員とその家族の幸せ、ひいては持続的な企業価値向上をもたらすと捉え、健康経営に積極的に取り組むことを宣言します。
キヤノンカスタマーサポート株式会社 代表取締役社長 橋本 圭弘

目的
従業員一人ひとりが健康で活き活きと働けるということは、従業員と家族の幸せはもとより、個々のパフォーマンスが最大限に発揮されることであり、それが企業の成長、持続性につながると考えています。
体制
キヤノンMJはもとよりキヤノンMJグループの健康管理が高いレベルで標準化されるよう、2018年よりグループにおける健康支援政策、運用の統一化をしました。


健康経営戦略マップ
-
重点課題
- メンタルヘルス
- 生活習慣病
- がん
- 感染症
-
重点施策
- 自己健康管理向上の推進強化と健康風土醸成
- こころの健康づくりと対策の強化
- 安全配慮の徹底と重症化予防
- 効果的ながん検診受診の習慣化とがん予防
- 感染症予防対策の強化
- グループ健康管理体制の強化
健康経営の指標(2020年~2022年)
- 休業率・休職日数の減少
- 高血圧(II度・III度)の社員の減少 3%以下
- 生活改善意識行動段階「実行段階」の社員の増加 40%以上
- 睡眠で休養が取れていない社員の減少 30%以下
- アブセンティーイズム指標の改善
- プレゼンティーイズム指標の改善
- ワークエンゲイジメント指標の改善
2020年 | 2021年 | 比較指標 | |
---|---|---|---|
高血圧(II度・III度)者の割合 | 4.6% | 3.4% | ー |
血圧治療継続率 | 79.3% | 88.2% | ー |
糖尿病治療継続率 | 74.5% | 92.9% | ー |
血中脂質治療継続率 | 73.3% | 68.2% | ー |
適正体重者率 | 62.0% | 60.6% | ー |
生活習慣改善意識行動「実行段階」者の割合 | 39.9% | 37.9% | ー |
睡眠で休養が取れていない者の割合 | 37.4% | 33.6% | ー |
アブセンティーイズム指標 ※1 | 4.5日 | 6.4日 | 2.6日 |
プレゼンティーイズム指標※2 | 87.6% | 87.2% | 84.9% |
ワークエンゲイジメント指標※3 | 2.58点 | 2.54点 | 2.52点 |
-
※1.
年間の病気での休業日数(アンケート)東大ワーキンググループ結果と比較
-
※2.
SPQ東大1項目版(アンケート)東大ワーキンググループ結果と比較
-
※3.
新職業性ストレス簡易調査票(アンケート)全国標準値と比較
地域・職場単位での安全衛生活動および体制
キヤノンMJグループでは、安全衛生の最上位機関として安全衛生担当役員(上席執行役員)が委員長を務める「品川・京浜地区安全衛生委員会」を設けるとともに、「キヤノンMJグループ安全衛生活動方針」を作成し、グループ各社・各地区・各職場単位で組織的に展開しています。 各社・各地区において、労使で構成する安全衛生委員会を設置するだけでなく、その下部組織として日常の職場における活動を推進する職場安全衛生委員会を設け、従業員一人ひとりが積極的に安全衛生活動に取り組んでいます。

キヤノンMJグループ安全衛生活動方針
キヤノンMJグループ統一の安全衛生管理規程や各種安全衛生基準を定め、グループ全体で具体的な活動を展開していくために、
年度ごとに安全衛生活動方針を労使で策定し、各社・各地域単位で積極的に安全衛生活動を展開しています。
-
労働災害の削減・安全衛生管理体制ならびに快適な職場環境づくりに向けた取り組み強化
- 労働災害(業務・通勤)の未然防止
- キヤノングループ労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)およびリスクアセスメントの運用推進
- 啓発・教育の充実による安全意識の向上および有事への対応
- 快適な職場環境づくり
-
イキイキ健康な社員と会社を支える健康経営の実現
- 自己健康管理力向上の推進強化と健康風土醸成
- こころの健康づくり対策の強化
- 安全配慮の徹底と重症化予防
- 効果的ながん検診受診の習慣化とがん予防
- グループ健康管理体制の強化
-
交通安全活動の更なる進化とグループ連携の強化
- グループ・各地域が一体となった具体的施策の実現
- 事故・違反発生時における原因分析と啓発活動の強化
- 「グループ運転の基本」の周知徹底
-
各種災害リスクへのグループ対応力の向上
- 災害発生時におけるグループ対応力の向上
- 災害に対する意識の向上
「5S」活動の取り組み
毎日が安心・安全・快適な職場環境で仕事ができることを目的として、安全衛生の基本である5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)活動に取り組んでいます。加えて4月・8月・12月の年3回を「5S強化月間」として定め、職場ごとに課題と目標を掲げて取り組んでいます。
効果的ながん検診受診の習慣化とがん予防
がんの早期発見のために、キヤノン健保による年代ごとのがん検診補助制度を設けるとともに、受診の習慣化に向けて全社的に啓発活動を展開しています。特にがんの罹患率が高くなる40歳以上の従業員に対して注力しております。
2019年 | 2020年 | 2021年 | |
---|---|---|---|
40歳以降のがん検診受診率 | 66.8% | 28.5% | 45.2% |
定期健康診断・ストレスチェックの実施
定期健康診断やストレスチェックを病気の早期発見だけでなく、従業員自身の体調変化やストレスの気づきとなる場として行っています。健康診断後のフォローアップとして精密検査や受診が必要な従業員には、保健師によるフォローや産業医面談などのサポートを行っています。
2019年 | 2020年 | 2021年 | |
---|---|---|---|
定期健康診断受診率 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
ストレスチェック受検率 | 90.6% | 87.9% | 91.6% |
女性のセルフケア推進の取り組み
働く女性に関するヘルスリテラシーを上げ、女性の活躍を後押しすることを目的として、管理職を含む女性従業員に対してリテラシー向上のセミナーを実施しています。
2021年 | |
---|---|
女性セルフケアセミナー受講率(女性のみ) | 79.6% |
過残業への取り組み
従業員の健康保持・推進のため、労働時間適正化に向けた働き方改革の取り組みとして、ノー残業デー(水曜・金曜)を設け、定時退社を促進しています。
また過重労働対策として、人事部門と健康支援部門が連携し、キヤノンMJグループ内基準に該当する従業員全員に医師による面接指導を実施し、不調の未然防止・早期対応に努めています。
2019年 | 2020年 | 2021年 | |
---|---|---|---|
一月あたりの平均残業時間(h) | 5.3 | 5.86 | 5.35 |