4Kカメラ対応ポータブルズームレンズのラインアップを拡充
高い光学性能と高倍率25倍ズームを実現した“CJ25e×7.6B”を発売
キヤノンは、2 / 3型センサー搭載の4Kカメラに対応するポータブルズームレンズ「UHDxs※1」シリーズの新製品として、高倍率25倍ズームを実現した“CJ25e×7.6B”を2019年2月下旬より発売します。
- ※1 2 / 3型センサー搭載の4Kカメラに対応する高い光学性能を持つ、ハイエンド向けのシリーズ。
発売情報
CJ25e×7.6B
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2019年2月下旬
おもな特長
新製品“CJ25e×7.6B”は、2 / 3型センサー搭載の4Kカメラに対応する高い光学性能を持ちながら、高倍率25倍/焦点距離7.6~190mmを実現しています。さらに、小型・軽量な筐体(きょうたい)により高い機動性と操作性を備え、スポーツ中継やニュース撮影などの報道や、屋内外のロケなど、さまざまな用途に適しています。
4Kカメラに対応する高い光学性能で高品位な映像撮影を実現
蛍石やUD※2ガラスを採用するとともに、それらを最適配置する独自の光学設計技術により、ズーム全域で画面中心から周辺部まで色にじみや輪郭の色づきを抑制し、高い解像力と高いコントラストを実現した高精細な映像撮影が可能です。また、レンズのコーティング技術や鏡筒内面の反射を防ぐ設計により、ゴースト・フレアの抑制や優れた色再現を達成し、HDR※3やWCG※4の映像撮影にも適しています。
- ※2 Ultra Low Dispersion Lens=特殊低分散ガラス。
- ※3 High Dynamic Rangeの略。映像の明部と暗部の輝度差(ダイナミックレンジ)を向上させる技術。
- ※4 Wide Color Gamutの略。映像の色域(カラーガンマ)を広げる技術。
幅広い焦点距離をカバーする高倍率25倍ズームによりさまざまな撮影シーンに対応
高倍率25倍ズームにより、広角端7.6mmから望遠端190mmまでの幅広い焦点距離範囲をカバーし、さまざまな撮影シーンに対応します。さらに、新ズーム方式の採用により、ズーム操作による光学性能の変化を抑制し、ズーム全域で画面中心から周辺まで高い解像力と高いコントラストを実現しています。
小型・軽量な筐体で高い機動性と操作性を実現
4K光学性能を持ちながら、質量約1.99kg※5、外形寸法約169.6(幅)×114.1(高さ)×223.3(長さ)mmと、小型・軽量な筐体を実現し、報道やドキュメンタリーなどの分野に求められる高い機動性を確保し、撮影者の負担を軽減します。
- ※5 IASE Sの場合。IRSE Sの質量は約1.91kg。IASEはフォーカスサーボ有、IRSEはフォーカスサーボ無。
ご参考
2018年9月14日(金)から18日(火)までオランダ・アムステルダムで開催される国際放送機器展「IBC 2018」のキヤノンブースにおいて、“CJ25e×7.6B”を展示します。
放送用レンズの市場動向
日本や欧米諸国では、デジタルテレビ放送の普及に伴う放送機器のHD化がほぼ完了し、近年では、4K放送実用化に向けた取り組みが始まるとともに、4K対応機材の導入が進行しつつあります。一方、新興国では、今後デジタル放送への完全移行が予定されている国も多くあり、一部の新興国では4K対応機材への移行も始まっています。(キヤノン調べ)