AIを活用した授業支援クラウドシステム「in Campus Scan」を提供開始
~教育機関向けソリューション「in Campus Series」ラインアップを拡充~
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田 正弘、以下キヤノンMJ)とキヤノンITソリューションズ株式会社(代表取締役社長:足立 正親、以下キヤノンITS)は、AI技術を活用した授業支援クラウドシステム「in Campus Scan」を6月1日より提供開始します。本システムはテストやレポート等の採点集計を自動化し、学習成果や成績処理の業務の効率化を実現することで教員の働き方改革を支援します。
発売情報
in Campus Scan 小・中・高
- 価格
- 50万円/年(税別)~
- 発売日
- 2018年6月1日
in Campus Scan 大学
- 価格
- 100万円/年(税別)~
- 発売日
- 2018年6月1日
- ※ ご契約は1年単位となります。
- ※ 「in Campus Scan 大学」はオンプレミスでの個別要件によるカスタマイズの有無によって年間利用料は変動します。詳細はお問い合わせください。
主な特長
近年、教職員の業務の長時間化が課題となっており、2017年12月に文部科学省が学校の働き方改革における緊急対策を取りまとめるなど、各教育機関では、教職員の業務分担や適正化、ITを活用した環境整備など様々な方策が検討されています。
キヤノンMJとキヤノンITSは、2014年より、明治大学と共同で開発した授業支援システム「Oh-o! Meijiシステム」をベースに独自開発した教育機関向けソリューション「in Campus Series」を展開してきました。本ソリューションは、学内情報発信の窓口となる「ポータル」と授業で利用される「LMS(学習管理システム)」を中心に他のシステムにも連携が可能な汎用性の高いシステムです。学生や教職員が情報を共有・発信するツールとして活用することができ、最適な授業環境を提供します。
このたびキヤノンMJとキヤノンITSは、「in Campus Series」に授業支援システムとして「in Campus Scan」を追加することでラインアップを拡充します。本システムはキヤノンITSの R&D本部※がディープラーニングを用いたAI技術を活用して開発したもので、採点済みの手書きの英数字を読み取り、学生情報のリストと照合させることで採点結果を自動集計し、学習成果や成績処理の業務効率化を実現します。また、2018年内には、「in Campus Series」とキヤノンの複合機「imageRUNNER ADVANCE」との連携機能を追加する予定で、採点結果の集計から学生・生徒へのテストやレポートの返却までの一連の工程を「in Campus Series」上で実現することが可能になります。
キヤノンMJグループは、2020年までの中期経営計画においてITソリューション事業の拡大を掲げており、文教分野でも「in Campus Series」を中心に、システムパートナーとのアライアンスや大学に加え小中高校向けソリューションを推進していくことで、文教ソリューションを強化していきます。
- ※ キヤノンITS R&D本部…数理技術、言語処理技術、AI、IoT、映像認識技術などの要素技術研究と研究成果をベースとした事業化推進を行っている。具体的には、需要予測・需給計画ソリューション「FOREMAST」、映像認識技術を活用したテレワーカー支援「テレワークサポーター」などがある。