レーザー・ランプモデル共通の新プラットフォームでラインアップ拡充
高輝度・高画質・コンパクトなLCOS方式プロジェクター6機種発売
キヤノンは、「パワープロジェクター」シリーズの新製品として、プラットフォームを一新し、設置性を高めた、7000lmクラスのLCOS(エルコス)※1方式のレンズ交換モデル“WUX7000Z / WUX7500”など6機種と、交換レンズ6本を2018年6月上旬より順次発売します。
- ※1 Liquid Crystal On Siliconの略。反射型液晶パネル。
発売情報
WUX7000Z / WUX6600Z / WUX5800Z
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2018年7月上旬
WUX7500 / WUX6700 / WUX5800
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2018年6月上旬
おもな特長
“WUX7000Z / WUX6600Z / WUX5800Z”はレーザー光源を、“WUX7500 / WUX6700 / WUX5800”はランプ光源を搭載し、WUXGA(1920×1200画素)の高解像度に対応したLCOS方式のプロジェクターです。従来からのコンセプトである高輝度・高画質・コンパクトを継承しながら、プラットフォームを一新し、光源の違いに関わらず、照明光学システム、筐体(きょうたい)デザインの共通化を実現しています。さらに、超短焦点レンズの“RS-SL06UW”をはじめ、超短焦点から超望遠まで、新製品6機種共通の交換レンズ(別売り)を用意し、幅広い設置環境に対応します。
レーザー・ランプモデル共通の新プラットフォームにより幅広い設置環境に対応
レーザー光源システムと照明光学システム「AISYS(エイシス)※2」で構成されるキヤノン独自の光学システムの小型化により、一般的に大型化しやすいレーザーモデルにおいて、外形寸法約480(幅)×175(高さ)×545(奥行)mm、質量約17kgと小型・軽量を実現しています※3。これにより、限られた空間でマルチ投写が可能になるなど、設置領域が広がります。「AISYS」と筐体デザインをレーザー、ランプモデルで共通化し、プラットフォームを一新したことにより、交換レンズや天吊り金具の共通化が可能になり、複数のプロジェクターを導入する際の設置の簡易化を実現します。
- ※2 Aspectual Illumination Systemの略。キヤノン独自の照明光学システム。
- ※3 “WUX7000Z”、“WUX6600Z ”、“WUX5800Zのレーザーモデルにおいて。外形寸法については突起物は含みません。
突起物を含む場合は、約480(幅)×196(高さ)×545(奥行)mmです。質量については投写レンズを含みません。
超短焦点から超望遠まで6種類の交換レンズを選択でき幅広いニーズに対応
新製品6機種に共通して対応する超短焦点から超望遠まで幅広い投写領域の交換レンズ(別売り)を6種類用意しています。レンズがワンタッチで着脱でき、振動に強く光軸ずれが起きにくいスピゴット方式を採用し、設置の容易性と信頼性を実現しています。中でも超短焦点レンズ “RS-SL06UW”は、広範囲なレンズシフトに加え、従来4Kプロジェクターだけに搭載していたキヤノン独自の周辺フォーカス調整機能を備え、球面スクリーンでも最周辺部までピントの合った高解像な映像投写を実現します。
ビジネスプロジェクターの市場動向
2017年のビジネスプロジェクターの市場規模は、世界市場で約644万台、国内市場で約23万台でした。2018年は、世界市場で約654万台、国内市場で約24万台と予測しています。今後は、従来からの用途に加え、企業における販促プロモーションやプロジェクションマッピング技術を用いた映像演出など、さらなる映像の活用が加速することで、ビジネスプロジェクター市場の拡大が予測されます。(キヤノン調べ)