ニュースリリース
2018年4月3日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

4K放送用カメラ対応ポータブルズームレンズ3機種を発売
「UHDgc」シリーズとして高い機動性と運用性を実現


キヤノンは、2 / 3型センサー搭載の4K放送用カメラに対応するポータブルズームレンズの新製品として“CJ24e×7.5B”、“CJ14e×4.3B”、“CJ18e×7.6B”の3機種※1を2018年6月下旬より順次発売します。

  • ※1 3機種それぞれに、フォーカスモーター内蔵タイプ(IASE S)とマニュアルフォーカスタイプ(IRSE S)があります。
  • CJ24e×7.5B
    (倍率24倍/焦点距離7.5~180mm)
  • CJ14e×4.3B
    (倍率14倍/焦点距離4.3~60mm)
  • CJ18e×7.6B
    (倍率18倍/焦点距離7.6~137mm)

発売情報

CJ24e×7.5B(IASE S)/CJ24e×7.5B(IRSE S)

価格
オープン価格
発売日
2018年6月下旬

CJ14e×4.3B(IASE S)/CJ14e×4.3B(IRSE S)

価格
オープン価格
発売日
2018年8月下旬

CJ18e×7.6B(IASE S)/CJ18e×7.6B(IRSE S)

価格
オープン価格
発売日
2018年11月下旬

おもな特長

新製品3機種は、光学性能を重視した従来の「UHDxs」※2シリーズに加えて新たに展開する「UHDgc」シリーズの製品で、高い機動性とHD放送用カメラ対応ポータブルズームレンズと同じ運用性を実現することを重視しています。4Kに対応する光学性能を持ちながら、小型・軽量な筐体(きょうたい)を実現し、ドキュメンタリーや各種イベント撮影などの映像制作や、報道などにおけるさまざまなニーズに応えます。

  • ※2 「CJ12e×4.3B」(2016年2月発売)や「CJ20e×7.8B」(2016年6月発売)などが含まれます。

4K放送用カメラに対応するポータブルズームレンズ

蛍石やUD※3ガラスを採用するとともに、それらを最適配置する独自の光学設計技術を用いることで、ズーム全域で4K光学性能を達成しています。また、ITU-R BT.2020※4の色域対応により、色収差を良好に補正し、高品位な映像撮影に貢献します。

  • ※3 Ultra Low Dispersion Lens=特殊低分散ガラス。
  • ※4 ITU(国際電気通信連合)提唱の次世代放送規格

HD放送用カメラ対応ポータブルズームレンズ同等の高い機動性と運用性

4K光学性能を実現しながらHD放送用カメラ対応レンズと同等の小型・軽量な筐体を実現することで、高い機動性を確保するとともに、撮影に伴うユーザーの負担を軽減します。
さらに、HD放送用カメラ対応ポータブルズームレンズと同等の運用性と操作性を実現しています。

ご参考

2018年4月9日(月)から12日(木)まで米国ラスベガスで開催される放送・映像制作機器の展示会「NAB Show 2018」のキヤノンブースにおいて、“CJ24e×7.5B”、“CJ14e×4.3B”、“CJ18e×7.6B” を展示予定です。

放送用レンズの市場動向

日本や欧米諸国では、デジタルテレビ放送の普及に伴う放送機器のHD化がほぼ完了し、近年では、4K放送実用化に向けた取り組みが始まるとともに、4K対応機材の導入が進行しつつあります。一方、新興国では、今後デジタル放送への完全移行が予定されている国も多くあり、HDTV放送用機材の需要も継続して見込まれるとともに、4K放送への関心も高まっています。(キヤノン調べ)