ニュースリリース
2018年3月29日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

EFシネマレンズのラインアップを拡充
4Kカメラに対応した焦点距離20mmの単焦点レンズを発売


キヤノンは、CINEMA EOS SYSTEMのデジタルシネマカメラ用交換レンズ「EFシネマレンズ」の新製品として焦点距離20mmの単焦点レンズ“CN-E20mm T1.5 L F”を2018年10月上旬より発売します。

CN-E20mm T1.5 L F

発売情報

CN-E20mm T1.5 L F

価格
オープン価格
発売日
2018年10月上旬

おもな特長

新製品は、焦点距離20mmで、4Kカメラに対応する優れた光学性能を持つフルマニュアルの単焦点レンズです。ユーザーからのニーズも高い焦点距離20mmの本レンズを投入することで、EFシネマレンズのラインアップをさらに充実させ、多彩な映像表現を求める映像制作現場のニーズに応え、映像表現領域の拡大に寄与していきます。

4Kカメラや35mmフルサイズのセンサーに対応する高い光学性能

新製品は画面中心部から周辺部まで4Kに対応する高解像度を実現しています。キヤノンのデジタルシネマカメラ「EOS C700 FF」(2018年7月下旬発売予定)やデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D C」(2012年10月発売)など35mmフルサイズセンサーを搭載する高画質なカメラに対応し、高品位な画作りに貢献します。さらに、スーパー35mmセンサーを搭載したカメラでは約29.2mm相当(35mmフィルム換算)の広角レンズとして幅広い撮影シーンで活用できます。
また、11枚絞り羽根を採用し、映像制作に求められる明るいTナンバーを実現しているため、柔らかく自然なボケを生かした映像表現が可能です。

  • Fナンバーがレンズの焦点距離と口径から割り出される明るさの理論値であるのに対し、TナンバーはFナンバーにガラスの透過率を含めた値で、シネマレンズの明るさは一般的にTナンバーで表記されます。

EFシネマレンズのラインアップを強化

キヤノンは、2011年11月にEFシネマレンズを含むCINEMA EOS SYSTEMを発表して以来、EFシネマレンズのラインアップを拡充してきました。2014年からはサーボ機能を搭載したCINE-SERVOレンズシリーズやCOMPACT-SERVOレンズシリーズなどもラインアップに加え、幅広いユーザーから高い評価を得てきました。このたび、ユーザーからのニーズが高い本製品を投入することで、EFシネマレンズのラインアップは合計21機種となります。これにより、映像制作において高い評価を受けているCINEMA EOS SYSTEMにおいて、ユーザーの選択肢を増やし、用途や撮影シーンに応じてユーザーの求める画作りを強力にサポートします。

ご参考

2018年4月9日(月)から12日(木)まで米国ラスベガスで開催される放送・映像制作機器の展示会「NAB Show 2018」のキヤノンブースにおいて、“CN-E20mm T1.5 L F”を展示予定です。また、日本国内では2018年5月23日(水)、24日(木)に東京・秋葉原で開催される展示会「After NAB Show 2018」で展示予定です。

シネマレンズの市場動向

映画をはじめとする映像制作の現場では、主流となっているフルマニュアル操作に必須のギア付きリングを備えていることや、ズームやフォーカスでの微妙な構図設定やピント合わせを可能にする高い操作性が求められています。さらに、映像制作業界のデジタル化や大判センサーを搭載したカメラの普及に伴い、高い光学性能を持つ大判センサー対応レンズへのニーズがこれまで以上に高まっています。キヤノンはEFシネマレンズのラインアップを拡充することで、高画質で多彩な映像表現を求める映像制作現場の幅広いニーズに応えていきます。(キヤノン調べ)