ニュースリリース
2018年2月6日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

超高感度ネットワークカメラ“ME20F-SHN”を発売
最大ゲイン時は最低被写体照度0.0005ルクスを実現


キヤノンは、夜間や暗所でのモニタリングに適した超高感度ネットワークカメラの新製品“ME20F-SHN”を2月中旬より発売します。

  • ME20F-SHN
  • 肉眼で見たイメージ(右)と
    “ME20F-SHN”で撮影した映像(左)

発売情報

ME20F-SHN

価格
360万円(税別)
発売日
2018年2月中旬

おもな特長

新製品は、2015年12月発売の超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」の基本性能を継承したネットワークカメラです。超高感度性能により、これまでのネットワークカメラでは難しかった低照度環境下での映像撮影が可能となり、夜間の重要施設、河川・国境や、災害現場などのモニタリングで威力を発揮します。さらに、異常事態を自動で検知する「インテリジェント機能」を標準搭載しています。

超高感度CMOSセンサーとEFレンズにより幅広いモニタリングが可能

画素部および読み出し回路に独自技術を搭載した35mmフルサイズ約226万画素CMOS センサーにより、最低被写体照度0.0005ルクス※1(最大ゲイン※275dB時)の超高感度と低ノイズを両立し、星明かりなどの非常にわずかな光でもカラー撮影ができます。また、キヤノンの一眼レフカメラなどに用いられる豊富なEFレンズ※3(別売り)を使用できます。用途や撮影シーンに応じて、効果的な画角や明るさのレンズを選択できるため、幅広いモニタリングが可能です。

  • ※1 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)発行の「映像監視システム機器スペック規定方法」(TTR-4602C)に準拠。(カラー/蓄積なし/F1.2/シャッタースピード1/30秒/50IRE/カスタムピクチャー[使用しない]の条件下で撮影した場合の理論値)
  • ※2 ゲインとは、画素からの出力信号の増幅度を示す。単位はデシベル(dB)。ゲインの設定値を上げるほど暗い場所での撮影が可能。
  • ※3 動作確認済みのEFレンズの詳細は、2018年2月中にキヤノンのネットワークカメラホームページ(canon.jp/webview)に掲載予定です。

セキュリティ用途に適した機能を搭載

文字や人物が視認しやすいセキュリティ用途に適した画質モード「クリスプイメージ」を搭載しています。露出、シャープネス処理により明るく鮮明な画質を実現し、暗いシーンにおいてはノイズ低減によりデータサイズを抑制します。また、立ち入り禁止エリアへの侵入やカメラへのいたずらなど、異常事態を自動で検知する6種類の「インテリジェント機能」を標準搭載し、警報器の発報や警告灯の点灯など外部機器と連携できます。さらに、録画サーバーを用いずにカメラ本体に装着したmicroSDメモリーカード(別売り)に映像の記録が可能です。

ネットワークカメラの市場動向

2017年のネットワークカメラの市場は、全世界的な防犯意識の高まりやアナログCCTVカメラからの買い替え需要の継続などにより、世界市場で約7,560億円※1(前年比約19%増※2)、国内市場で約380億円(前年比約13%増)と市場規模が拡大したとみられます。
2018年も引き続き拡大基調を維持し、世界市場で約8,962億円※1(前年比約18%増※2)、国内市場で約459億円(前年比約21%増)と予想しています。(出典:テクノ・システム・リサーチ社「2016年版ネットワークカメラ市場のマーケティング分析」「2016年版ネットワークカメラ国内市場のマーケティング分析」)

  • ※1 金額は、USドル換算で1ドル当たり2017年:112.2円、2018年:113.0円で計算。
    製品単価100ドル未満の製品を含む。
  • ※2 USドル換算の伸び率。