4K放送用カメラ対応ポータブルズームレンズで最高倍率を実現
“CJ45e×9.7B”と“CJ45e×13.6B”を発売
キヤノンは、2/3型センサー搭載の4K放送用カメラに対応するポータブルズームレンズとして最高倍率※を実現した“CJ45e×9.7B”を2018年4月上旬より、最高倍率・最長焦点距離※を実現した“CJ45e×13.6B”を2018年4月下旬より発売します。
- ※ 2/3型センサー搭載の4K放送用カメラ対応のポータブルズームレンズとして、“CJ45e×9.7B”は最高倍率、“CJ45e×13.6B”は最高倍率・最長焦点距離を実現。2017年10月31日時点。キヤノン調べ。
発売情報
CJ45e×9.7B
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2018年4月上旬
CJ45e×13.6B
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2018年4月下旬
おもな特長
新製品“CJ45e×9.7B”は倍率45倍/焦点距離9.7~437mm、“CJ45e×13.6B”は倍率45倍/焦点距離13.6~612mmの、4K放送用カメラに対応した高い光学性能を持つポータブルズームレンズです。望遠撮影の機会が多いスポーツやコンサート中継などに適しており、さらに、“CJ45e×13.6B”は中規模中継車用や監視用としてのニーズにも応えます。
4K放送用カメラ対応のポータブルズームレンズとして最高倍率・最長焦点距離
新製品2機種はどちらも高倍率・長焦点距離を実現したズームレンズであるため、広角から超望遠まで幅広いシーンをカバーすることができます。また、内蔵エクステンダーにより、望遠端焦点距離を“CJ45e×9.7B”では874mm、“CJ45e×13.6B”では1224mmと2倍にできるため、さらなる望遠撮影も可能です。
4Kカメラに対応する高い光学性能
蛍石やUD※1ガラスを多用するとともに、それらを最適配置する独自の光学設計技術を用いることで、ズーム全域で画面の中心部から周辺部まで、高品位な4K光学性能を達成しています。被写体のクローズアップ撮影から会場全景などのワイド撮影まで、さまざまな場面で高精細な4K撮影を可能にします。
- ※1 Ultra Low Dispersion Lens=特殊低分散ガラス。
HD超望遠レンズ同等の小型・軽量な筐体
高倍率・長焦点距離で4K放送用カメラ対応の高い光学性能を持ちながら、HD対応の超望遠レンズと同等の小型・軽量な筐体(きょうたい)※2を実現し、放送用途に求められる機動性を確保しています。
- ※2 “CJ45e×9.7B”は、外形寸法は約173.2(幅)×147.5(高さ)×337.0(長さ)mm、質量は約5.60kg。“CJ45e×13.6B”は、外形寸法は約173.2(幅)×147.5(高さ)×355.0(長さ)mm、質量は約5.64kg。
放送用レンズの市場動向
日本や欧米諸国では、デジタルテレビ放送の普及に伴う放送機器のHD化がほぼ完了し、近年では、4K放送実用化に向けた取り組みが始まるとともに、4K対応機材の導入が進行しつつあります。一方で、新興国でも、今後デジタル放送への完全移行が予定されている国も多くあり、HDTV放送用機材の需要も継続して見込まれています。また、一部の新興国では4K対応機材への移行も始まっています。(キヤノン調べ)