ラベルデジタルプロダクション市場へ本格参入
岩崎通信機と販売契約を締結
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:峯松憲二、以下キヤノンPPS)は、岩崎通信機株式会社(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:西戸徹、以下岩崎通信機)とデジタルラベル印刷機「LabelMeister(ラベルマイスター)」の販売契約を締結しました。岩崎通信機の「LabelMeister EM-250W」の販売を2月中旬より開始します。
発売情報
LabelMeister EM-250W
- 価格
- 2,840万円(税別)
- 販売開始日
- 2017年2月中旬
おもな特長
キヤノンマーケティングジャパン(以下キヤノンMJ)グループは、本年より開始した中期経営計画の成長戦略においてプロダクションプリンティング事業の強化・拡大を掲げています。2010年3月にオセをキヤノングループに迎え入れ、技術・製品面での強力な補完関係を築く一方、2012年5月にグループ入りした昭和情報機器株式会社を中核に、新会社キヤノンPPSを2014年4月に発足するなど、販売・サポート面で事業体制を強化してきました。
このたび、ロール幅250mmまでを毎分50mで高速印刷できる岩崎通信機のデジタルラベル印刷機「LabelMeister EM-250W」の販売を開始し、ラベルや軟包装向けの産業印刷市場に本格参入します。
近年ラベルは、各種法規制や多品種化の影響で小ロット化や1枚ごとに異なるバリアブルデータ印刷への対応が求められ、印刷のデジタル化が進んでいます。また、海外での電子商取引による商品販売(越境EC※1)などクロスボーダー化が進んだことで模倣品対策としてのセキュリティーラベルが注目されています。「LabelMeister EM-250W」は、キヤノンITソリューションズ株式会社が提供する正規品判定クラウドサービス「C2V Connected(シーツーヴィ・コネクティッド)」に使用される真贋判定ラベル※2の出力機としても利用できます。
- ※1 インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引。
- ※2 1枚ごとに異なるID情報をQRコードなどで印字したラベル。ラベルの情報により正規品の判定を行うことが可能。
ラベル印刷機の国内市場動向
ラベル印刷機は、製版を必要とするアナログ印刷が多くデジタル印刷は全体の約2%に留まりますが、近年ラベル印刷機のデジタル化が進み、小ロット生産や表面加工や幅広い用紙への対応など、市場の要求は高まっています。(キヤノンMJ調べ)