キヤノンMJとNEC、ネットワークカメラのVMS※領域で協業
顔認証システムが組み込み可能なビデオマネジメントシステムを発売
- ※ ビデオ・マネジメント・ソフトウエア。複数のネットワークカメラの映像を一括管理可能なサーバーシステム。
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:坂田正弘、以下 キヤノンMJ)と日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO:新野隆、以下 NEC)は、顔認証システムが組み込み可能なビデオマネジメントシステムをアプライアンスサーバーとして製品化し、本日より販売活動を開始します。
発売情報
製品名 | 希望小売価格 (税別)※1※2 |
基本構成 |
---|---|---|
VMS導入セット 1TBモデル |
53万円~ | 1TB×2 内蔵HDD、OS / XProtect® Expressプリインストール、 XProtect® Expressライセンス(基本×1、カメラ×8) |
VMS導入セット 4TBモデル |
81万円~ | 4TB×2 内蔵HDD、OS / XProtect® Expressプリインストール、 XProtect® Expressライセンス(基本×1、カメラ×16) |
VMS導入セット 8TBモデル |
137万円~ | 8TB×2 内蔵HDD、OS / XProtect® Expressプリインストール、 XProtect® Expressライセンス(基本×1、カメラ×32) |
VMS導入セット 顔認証エントリーモデル |
129万円~ | 1TB×2 内蔵HDD、 OS / XProtect® Express / 顔認証ソフトウェアプリインストール、 XProtect® Expressライセンス(基本×1、カメラ×8)、 顔認証ライセンス(基本×1、カメラ×1) |
VMS導入セット 顔認証スタンダードモデル |
197万円~ | 4TB×2、300GB×2 内蔵HDD、 OS / XProtect® Express / 顔認証ソフトウェアプリインストール、 XProtect® Expressライセンス(基本×1、カメラ×16)、 顔認証ライセンス(基本×1、カメラ×2) |
- ※1 システム構成により価格は変動します。
- ※2 サーバーとXProtect®の保守サービスは含まれません。
- ※ 日本電気株式会社取り扱いのシステム構成とは異なります。
おもな特長
近年、ネットワークカメラ市場の高い成長に伴い、国内における動画記録装置の市場も拡大しています。防犯用途に加え、病院や介護施設における高齢者の見守りや、宿泊施設・店舗などにおけるVIP検知など、録画データの活用が進んでおり、ネットワークカメラを設置する施設ごとの映像管理の需要が高まっています。
新製品は、ネットワークカメラ用の映像管理ソフトと撮影映像を保存するサーバーをセットにしたビデオマネジメントシステムです。直感的な操作や高速処理を実現した、VMS市場トップシェア※1のマイルストーンシステムズ社※2の映像管理ソフト「XProtect®(エクスプロテクト)」を、IAサーバー市場トップシェア※3のNEC「Express(エクスプレス)5800シリーズ」にあらかじめインストールし、アプライアンスサーバーとして製品化しました。そのため、小規模施設においても簡単に導入できます。また、24時間受付可能な保守サポートを提供し、修理サービスやシステムメンテナンスなどによりシステムの安定稼働を支援します。
本システムは、必要に応じてプラグイン形式で機能を拡張し、さまざまなソフトウエアと連携可能です。今回、NECの保有する高精度な顔認証エンジン「NeoFace®(ネオフェイス)」を活用した顔認証オプションに対応させたことにより、ネットワークカメラで録画した映像から人物を機械的かつ高速・高精度に認証・検知することが可能で、防犯やマーケティング用途での業務効率化を実現します。
本製品は、キヤノンMJとNECの販売網により、中小企業から大企業までさまざまなお客さまに提案していきます。2016年12月下旬より、順次出荷を開始します。
- ※1 ビデオ管理ソフトウエア市場における2015年間シェア実績。
【出典】IHS Video Surveillance Intelligence Service 2016 - ※2 マイルストーンシステムズ社(Milestone Systems A / S 本社:デンマーク コペンハーゲン市CEO:Lars Thinggaard)は、デンマークに本社を置くネットワークカメラ向けソフトウエア開発会社です。
キヤノンヨーロッパ(Canon Europe N.V. 本社:オランダ アムステルフェーン市)が2014年に完全子会社化しています。 - ※3 1996~2015暦年国内x86サーバー(出荷台数、出荷金額)
【出典】IDC Japan, Japan Quarterly Server Tracker CY16Q2 IDCではベンダー出荷実績の差が1%未満の場合、タイ(同位)として扱う。