ニュースリリース
2016年7月14日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

キヤノンマーケティングジャパンがVMS※1市場に本格参入
マイルストーンシステムズ社※2と販売契約を締結

  • ※1 ビデオ・マネジメント・ソフトウエア。複数のネットワークカメラの映像を一括管理可能なサーバーシステム。
  • ※2 マイルストーンシステムズ社は、デンマークに本社を置くネットワークカメラ向けソフトウエア開発会社です。
    Canon Europa N.V. が、2014年に完全子会社化しています。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、ビデオ管理ソフトウエアの世界最大手の一つであるマイルストーンシステムズ社(Milestone Systems A/S 本社:デンマーク コペンハーゲン市 CEO:Lars Thinggaard)と日本国内における同社製品に関する販売契約を締結しました。その第一弾として映像管理ソフト「XProtect®」シリーズの販売を2016年7月より開始し、国内のビデオ・マネジメント・ソフトウエア(以下VMS)市場に本格参入します。


マイルストーンシステムズ社は、ネットワークカメラで撮影した映像を管理するビデオ管理ソフトウエアの世界最大手の企業で、特にVMS市場では世界No.1のシェア※3を獲得しています。2014年にキヤノンヨーロッパ(Canon Europa N.V. 住所:オランダ アムステルフェーン市)が連結子会社とし、キヤノングループの一員となりました。
一方、キヤノンMJグループは中長期経営計画の成長戦略としてネットワークカメラ事業の強化・拡大に注力しており、キヤノン製ネットワークカメラのラインアップ拡充や、2015年にキヤノングループに迎え入れたアクシス社のネットワークカメラの販売を同年10月から開始するなど、販売・サービス面でネットワークカメラ事業を強化・拡大してきました。
このたび、マイルストーンシステムズ社の映像管理ソフトウエア「XProtect®」シリーズの販売開始により、ネットワークカメラ事業を一層強化します。

国内のネットワークカメラ市場は、アナログカメラの買い換えに加え、オフィスビルや大規模商業施設の新築工事の増加などを受けて堅調に成長※4しています。現在の主な用途は防犯が中心ですが、近年ではIoTの普及と相まって、撮影映像のライブ配信や、大規模施設や市街地全体の映像を集めた映像分析、流通業向けのマーケティング活用など、従来の枠を超えたビジネスの拡大が見込まれています。

キヤノンMJは、マイルストーンシステムズ社製品の取り扱い開始とともにイメージングソリューション事業の専門チームを立ち上げます。また、キヤノンMJグループ内のソフトウエア開発部門や強固な販売・サポート網を活用することで、映像解析を軸としたイメージングソリューション領域のビジネス化を推進し、ネットワークカメラ事業の拡大を図っていきます。

  • ※3 ビデオ管理ソフトウエア市場における2015年間シェア実績。(キヤノンMJ調べ)
  • ※4 2016年の国内のネットワークカメラ本体市場は約53万台(前年比約118%)と予想しています。(キヤノンMJ調べ)