ニュースリリース
2016年4月14日
キヤノン株式会社
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

多様な撮影スタイルに応じた優れた操作性・運用性を実現
スーパー35mm対応のEFシネマレンズ“CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S”を発売


キヤノンは、EFシネマレンズのラインアップの新シリーズとして、多様な撮影スタイルに応じた優れた操作性と運用性を持ち、4KおよびHDカメラに対応する光学性能を備えた焦点距離18~80mm※1の動画撮影用ズームレンズ “CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S”を、2016年10月下旬より発売します。

  • ※1 35mmフルサイズ換算で、27.6~123mm相当。
CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S
(左:別売りの専用グリップ“ZSG-C10”装着時、右:本体のみ)

発売情報

CN-E18-80mm T4.4 L IS KAS S

価格
70万円(税別)
発売日
2016年10月下旬

ZSG-C10

価格
7万円(税別)
発売日
2016年10月下旬

おもな特長

新製品は、EFマウントを採用し、スーパー35mm相当のセンサーを搭載したカメラに対応します。4Kに対応する光学性能を備え、小型・軽量※2を実現した「COMPACT-SERVO」レンズ※3です。手持ちや肩担ぎ、三脚やリグを使用した多様な撮影スタイルに対応できるため、ドラマやCM、報道現場から結婚式やドキュメンタリーなど、さまざまな映像制作現場のニーズに応えます。

  • ※2 大きさは約 93.4(幅)× 107.2(高さ)× 182.3(長さ)mm、質量は約 1.2kg。
  • ※3 小型・軽量で優れた操作性・運用性を持つ大判センサー搭載カメラに対応するキヤノンのEFシネマレンズ新シリーズ。

ワンマンオペレーションにも最適な優れた操作性と運用性を実現

ワンマンオペレーションに最適な小型・軽量設計を実現するとともに、映像制作に求められるマニュアル操作はもちろん、電動ズーム機構の内蔵により、電動による滑らかなズーム操作が可能です。また、手持ちや三脚を使用した撮影だけでなく、別売りの専用グリップ“ZSG-C10”によって肩担ぎやリグに装着した場合など、多様な撮影スタイルに応じて柔軟に運用することができます。

4KおよびHDカメラに対応する高い光学性能を実現

キヤノンが長年培ってきた光学技術の粋を集め、ズーム全域で、画面中心部から周辺部に至るまで4Kに対応する高い光学性能を達成しています。さらに、ズーミング中でも安定した画作りができるレンズ機構と揺れが少ない滑らかな映像を提供するシフト式光学防振機構の搭載により、動画ならではの映像表現に対応し、高精細で臨場感あふれる映像制作に貢献します。

ご参考

2016年4月18日(月)から21日(木)まで米国ラスベガスで開催される放送・映像制作機器の展示会「NAB Show 2016」のキヤノンブースにおいて、本製品を展示する予定です。

放送用レンズの市場動向

映像制作の現場では、動画コンテンツの増加や速報性へのニーズの高まりなどからCINEMA EOS SYSTEMをはじめ、ワンマンオペレーションを可能にする機動性の高いカメラが登場しています。一方で、動画による映像表現を追求するユーザーからは、滑らかなズーミングや、肩担ぎをはじめとした様々なスタイルを可能にする、動画撮影に最適な操作性・運用性をもつレンズへのニーズが高まっています。(キヤノン調べ)