ニュースリリース
2016年3月1日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社

米国3D SYSTEMS社製のマルチジェット3Dプリンター
“ProJet MJP 3600シリーズ”および“ProJet MJP 5500X”を発売


キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、米国3D SYSTEMS(スリーディー・システムズ)社(President & CEO:Andrew M. Johnson)製のマルチジェット3Dプリンター新モデル“ProJet MJP 3600 / 3600 Max”および “ProJet MJP 5500X”の販売を2016年3月上旬より開始します。

  • マルチジェット3Dプリンター
    “ProJet MJP 3600Max”
  • マルチジェット3Dプリンター
    “ProJet MJP 5500X”
  • 造形サンプル:フック
    (新エラストマー素材使用)

発売情報

3D SYSTEMS社製マルチジェット 3Dプリンター
プロフェッショナルモデル“ProJet MJP 3600シリーズ”

価格
1250万円(税別)~
販売開始
時期
2016年3月上旬

3D SYSTEMS社製マルチジェット 3Dプリンター
プロフェッショナルモデル“ProJet MJP 5500X”

価格
3130万円(税別)~
販売開始
時期
2016年3月上旬
  • 付帯設備などの構成により価格は異なります。また別途、搬入料・設置料が掛かります。

おもな特長

キヤノンMJは2014年4月に3D SYSTEMS社の3D商品ラインアップをパーソナルからプロダクション分野まで拡大し、製造業を中心に3D関連ソフトウエアを活用した3Dリューション事業を展開してきました。このほど、新ラインアップとして“ProJet MJP 3600”および “ProJet MJP 3600 Max”の2機種と、“ProJet MJP 5500X”を発売します。新商品“ProJet MJP 3600シリーズ”は、高速で高精細な造形が可能で、試作や鋳造、最終商品として活用でき、高い生産性を実現します。一方、“ProJet MJP 5500X”はプロフェッショナルモデルの最上位機種で、従来モデル同様に大型の造形が可能でマルチマテリアルに対応します。

プロフェッショナルモデル“ProJet MJP 3600シリーズ”の特長

“ProJet MJP 3600シリーズ”は、プリントヘッドの改良により従来シリーズに比べ約2倍の高速スループット※1と約2.5倍の大容量データ処理を実現し、高速で高解像度の出力が可能になりました。また、“ProJet MJP 3600シリーズ”に対応する“VisiJet M3プラスチック材料シリーズ”は、精細で耐熱性に優れ柔軟性のある透明な素材で、水や油などの流体の可視化や設計検証に加え、スナップフィットアセンブリ※2も可能です。

  • ※1 積層ピッチなどの出力設定条件により異なります。
  • ※2 部品に設けた凸部(保持部)を、材料の弾性を利用して受け手側の凹部にはめ込んで機械的に固定する組立て方法。

プロフェッショナルモデル“ProJet MJP 5500X”の特長

“ProJet MJP 5500X”は、制御ソフトウエアの大幅な改良により積層ピッチの高精細化とプリント速度の高速化を実現しました。また、このたび、伸縮性に優れ、靭性の高い“新エラストマー素材(VisiJet CE-BK & CE-NT)の販売も開始します。“ProJet MJP 5500X”は従来のマルチマテリアルに加え、約6.5倍の伸縮率の新エラストマー素材にも対応することで幅広い用途に活用することができます。

発売の背景と目的

キヤノンMJは、継続的な需要の伸びが期待される製造業の上流工程であるデザイン、設計、試作の各工程で新商品を拡販し、全国約200ヶ所の拠点で3D SYSTEMS社の認定サービスエンジニアが均一な保守サービスを提供します。
また、今後導入が期待されている医療や教育などの分野でも、3Dデータの活用や導入支援をトータルでサポートする3Dソリューション事業を展開し、2017年には売上高150億円を目指します。