多様な映像制作現場で4K放送用カメラに対応する映像を撮影可能
4Kポータブルズームレンズ“CJ20e×7.8B”を発売
キヤノンは、2 / 3型センサーを搭載した4K 放送用カメラに対応する光学性能を持ったポータブルズームレンズとして、多様な映像制作現場で使用できる、焦点距離7.8~156mmの20倍ズームを備え小型・軽量設計を実現した“CJ20e×7.8B”を2016年6月下旬より発売します。
発売情報
CJ20e×7.8B IASE S
- 価格
- 360万円(税別)
- 発売日
- 2016年6月下旬
- ※ IASE Sはフォーカスモーター内蔵タイプ。
おもな特長
新製品は、スポーツ中継や報道、屋内外でのドラマやドキュメンタリー撮影など、番組制作におけるさまざまな映像制作現場で、高い機動性を生かした撮影を可能にします。キヤノンは、4Kポータブル広角ズームレンズ「CJ12e×4.3B」(2016年2月下旬発売予定)に加え、4K放送用レンズのラインアップを拡充し、幅広いユーザーの要望に応えていきます。
画面中心部から周辺部に至るまで4K放送用カメラに対応する高い解像力を実現
レンズの最適配置を行うとともに、部品や組み立ての精度を追求することで、収差を抑え、画面中心部から周辺部に至るまで4Kカメラに対応する高い解像力を達成しています。色再現性の優れた高い描写力を発揮し、臨場感あふれる映像制作に貢献します。
放送用機材に求められる高い機動性を確保
キヤノンが長年培ってきた光学技術の粋を集め、4Kカメラに対応する高い光学性能を持ちながら、優れた操作性と小型・軽量設計を実現しています。これにより、肩担ぎでの撮影や機材運搬・設置の際など、放送用機材に求められる高い機動性を確保しています。
内蔵の2倍エクステンダー使用時でも4K放送用カメラに対応する光学性能を達成
レンズ本体に内蔵している、焦点距離を2倍に引き上げるエクステンダー使用時でも、4K放送用カメラに対応する高い光学性能を保持し、望遠端312mmまでの撮影領域でも高精細な映像撮影が可能です。
放送用レンズの市場動向
日本や欧米諸国では、デジタルテレビ放送の普及に伴う放送機器のHD化がほぼ完了し、近年では、4K放送実用化に向けた取り組みが始まるとともに、4K対応機材の導入が進行しつつあります。一方、新興国では、今後デジタル放送への完全移行が予定されている国も多くあり、HDTV放送用機材の需要も継続して見込まれるとともに、4K放送への関心も高まっています。(キヤノン調べ)