充実したソフトウエア群により多様なソリューションを提供
大判インクジェットプリンター“imagePROGRAF iPF850”など5機種を発売
キヤノンは、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、大量連続出力に適した“imagePROGRAF iPF850”など計5機種を、2015年7月15日より順次発売します。
発売情報
imagePROGRAF iPF850
- 価格
- 134万8,000円
- 発売日
- 2015年7月15日
imagePROGRAF iPF840
- 価格
- 99万8,000円
- 発売日
- 2015年7月15日
imagePROGRAF iPF830
- 価格
- 64万8,000円
- 発売日
- 2015年7月15日
imagePROGRAF iPF670
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2015年8月中旬
imagePROGRAF iPF770 School
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2015年8月中旬
おもな特長
新製品はいずれも5色インクを採用したモデルです。B0対応の“iPF850/iPF840/iPF830”はCAD図面などの連続大量出力に適しています。A1ノビ対応の“iPF670”は本体がコンパクトサイズで建設工事現場事務所や小売店などの限られたスペースでも設置可能です。また、A0ノビ対応の“iPF770 School”は学校向けイラスト素材集を備えたソフトウエアを搭載しており、教育現場におけるポスター作成を支援します。
充実したソフトウエア群により多様なソリューションを提供
CAD出力、ポスター出力、出力管理など用途に適したキヤノン独自のソフトウエアをそれぞれ標準同梱しており、快適な大判出力を強力にサポートします。出力ワークフローを効率化するソフトウエア「Direct Print & Share」を用いることで、PDFやJPEG、TIFF、HP-GL/2など種類の違うファイルでも、それぞれの専用アプリケーションを起動することなく、簡単に一括印刷することができます。
「ストップレスインクタンク交換」システムによる高い生産性
高速出力を実現しているほか、「ストップレスインクタンク交換」システムの採用により、連続印刷中にインクタンクが空になってもサブインクタンクに蓄えられたインクを自動で継続して供給するため、印刷を継続したままインクタンクの交換が可能です。加えて、“iPF850”は新開発の大容量スタッカーと2段ロール給紙を標準装備しており、給紙から排紙まで連続大量出力を強力にサポートします。
CAD図面やポスターを高画質に再現
発色性に優れたマゼンタインクを採用することにより、CAD図面やGIS(地理情報システム)における赤い線、文字や地図の視認性が向上するなど、高画質を実現しています。また、高い色再現性により、鮮やかなポスターや掲示物などの作成が可能です。
大判プリンターの市場動向
CAD図面のカラー化需要の高まりや、建築、土木、製造など個々の現場での分散出力というプリントニーズの増加が、昨今のCAD市場の傾向として挙げられます。この傾向を受けて、大判インクジェットプリンターによるCAD図面の出力機会はますます高まりを見せています。また、業務の効率改善、無駄の排除、即時性などを背景に、従来は外部に委託していたポスターなどの大判出力物を内製化しようとするニーズも確実に広がりを見せています。
これらを背景に、大判インクジェットプリンター市場はこれまで堅調な拡大を続けています。2014年の販売台数※は世界で約22万6千台、国内で約3万1千台でした。2015年の販売台数は世界で約22万7千台、国内で約3万2千台と推定しています。(キヤノン調べ)
- ※ A2以上の用紙サイズに対応する大判インクジェットプリンターにおいて。17インチ(紙幅432mm)廉価モデルを除く。