HDTV放送用ポータブルズームレンズ“HJ18e×7.6B”を発売
卓越した光学性能を18倍の幅広いズーム域で実現
キヤノンは、HDTV放送用ポータブルズームレンズの新製品として、「HJ17e×7.6B」(2005年6月発売)の後継機種“HJ18e×7.6B”を、2014年7月下旬より発売します。
発売情報
HJ18e×7.6B(IRSE S※)
- 価格
- 190万円
- 発売日
- 2014年7月下旬
HJ18e×7.6B (IASE S※)
- 価格
- 205万円
- 発売日
- 2014年7月下旬
- ※ IRSE Sはマニュアルフォーカスタイプ、IASE Sはフォーカスモーター内蔵タイプです。
主な特長
新製品は、記者会見やニュース撮影などの報道用途、屋内外のロケなど、番組制作用途のさまざまな場面を想定して開発されました。小型・軽量ボディーを維持しながら、従来機種に比べズーム倍率や解像力が向上しています。さらに、新開発のドライブユニットを搭載することで、システムの運用効率が向上し、放送コンテンツ制作現場の高い要求に応えます。
■ 広角端から望遠端まで卓越した光学性能を発揮
キヤノンが長年培ってきた光学技術の粋を集め、近距離から遠距離に至るまでの幅広い領域で、画面の中心から周辺まで高い解像力とコントラストを実現しています。
■ クラス最短の最至近撮影距離0.56mを実現した18倍の高仕様なズームレンズ
標準レンズとしてクラス最短の最至近撮影距離0.56mを保ちながら、ズーム域を広角端7.6mmから望遠端137mmまで18倍に伸ばしています。これにより、狭い室内における近距離での撮影から、屋外での撮影に至るまで、さまざまな撮影シーンにおいて威力を発揮します。
■ 新開発のドライブユニットの採用によりシステムの運用効率が向上
新開発のドライブユニットは、正確なズーム・フォーカス・アイリス情報を検出するキヤノン独自のエンコーダーを搭載し、高精細な位置情報を出力します。また、電源が供給された際に初期化の操作をすることなく、カメラ側の収差補正機能に対応します。このドライブユニットは、現行の主なHDTV放送用ポータブルズームレンズにも順次搭載していく予定です。
放送機器の市場動向
デジタルテレビ放送の普及に伴うHD化が日本や欧米諸国でほぼ完了し、現在ではHD同士での買い替え需要が中心となる一方、新興国では今後もデジタル放送への完全移行が予定されている国が多く、HDTV放送用機材の需要は今後も増大すると予測されます。キヤノンはこうした市場動向を捉え、2/3型で高画質化と高倍率化を両立させたHDTV放送用ポータブルズームレンズ“HJ18e×7.6B”を投入します。(キヤノン調べ)