キヤノンが経済産業省主導の環境制度を複合機で初めて導入
キヤノンは、経済産業省が主導する「カーボンフットプリント※1を活用したカーボン・オフセット※2」制度を複合機で初めて導入します。本制度により、キヤノンの再生複合機でカーボン・オフセットを行うことで、製品ライフサイクル全体のCO2排出量ゼロを実現します。
- ※1 製品などの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクルを通して排出される温室効果ガスの排出量をCO2に換算して、製品などにわかりやすく表示する仕組み。
- ※2 自らが排出した温室効果ガスのうち、削減が困難な部分の排出量のすべてまたは一部を、他部分の排出削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ)すること。
おもな特長
今回、本制度を導入する製品はキヤノンの再生複合機Refreshedシリーズのうち「iR C3580F-R」など合計6機種です。「iR C3580F-R」はキヤノン独自の再生技術により、新製品と比べ、質量比で約76%の部品の再利用率を達成し、環境負荷の削減に取り組んでいます。
「iR C3580F-R」は、これまでも製造段階までのCO2排出量をオフセットしていましたが、今回の制度を導入することで、製品ライフサイクル全体で排出されるCO2排出量をオフセットし、製品の物流やユーザーによる使用、廃棄、リサイクル処理まで含めた、製品ライフサイクルでのCO2排出量ゼロを実現します※3。
CO2排出量がゼロと認定されると、環境に配慮した製品として経済産業省より認定証として「どんぐり」マークが付与され、製品やカタログで使用可能です。キヤノンではこの「どんぐり」マーク認定の再生複合機を2014年3月より順次販売していく予定です。
キヤノンは、2012年12月にimageRUNNER ADVANCEシリーズのうち9モデルが、複合機で初めてカーボンフットプリント宣言認定を取得するなど、製造から輸送、使用、リサイクルまで製品ライフサイクル全体でのCO2削減に取り組んできました。今後も、キヤノンの環境ビジョン「Action for Green」の実現に向け、技術革新と経営効率の向上により、消費者に環境活動の取り組みを分かりやすく伝えるとともに、環境に配慮した製品を提供していきます。
- ※3 ユーザーが使用する紙のCO2排出量は含まず。