MRシステム「MREAL(エムリアル)」の手持ち型ディスプレイとソフトウエアを発売
手軽に多くのシーンでの利用が可能
キヤノンは、現実映像とデジタルデータをリアルタイムに融合するMR(Mixed Reality:複合現実感)システム「MREAL」の新製品として、小型で手軽な手持ち型ディスプレイ“MR ハンドヘルドディスプレイ MREAL HH-A1(以下、HH-A1)”と、新たなソフトウエア“MREAL Platform MP-110”を2013年12月中旬より発売します。
発売情報
MR ハンドヘルドディスプレイ MREAL HH-A1
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2013年12月中旬
MREAL Platform MP-110
- 価格
- オープン価格
- 発売日
- 2013年12月中旬
おもな特長
「MREAL」は、開発期間・経費の削減を実現する次世代のソリューションツールとして、製造業や建築業などから高い評価を得ています。頭部装着型の従来機種「MR ヘッドマウントディスプレイ MREAL HM-A1(以下、HM-A1)」(2012年7月発売)に続き、より手軽に「MREAL」を利用することができる手持ち型の“HH-A1”がラインアップに加わります。また、同時に発売するソフトウエア“MREAL Platform MP-110”により、機能の向上に加え、システムをセットアップする時間を短縮することで、効率化を図ることができます。
「MREAL」の新たなラインアップ“MR ハンドヘルドディスプレイ MREAL HH-A1”
手に持って見ることができるため、ショールームや展示会など多人数が利用するシーンでも手軽に「MREAL」を体験することができます。頭部に装着し両手が自由になることで、製造業における操作性やメンテナンス性の検証・確認などに効果を発揮している従来機種「HM-A1」に、手持ち型の“HH-A1”を加えることで、用途に応じた「MREAL」の利用範囲が大きく広がります。
さらに利便性が向上したソフトウエア“MREAL Platform MP-110”
新たなソフトウエアの導入により、位置合わせ専用のカメラを“HH-A1”の上部に装着することで、「MREAL マーカー※」による位置合わせの範囲が拡大します。さらにカーペット状のマーカーを用いることで、システムをセットアップする時間を大幅に短縮できるほか、場所を選ばずにシステムを構築することが可能になります。また、キヤノンのネットワークカメラ「VB-H41」(2012年12月発売)を利用すれば、現実映像とデジタルデータが合成された映像を客観的に見ることができ、「MREAL」を利用したプレゼンテーションの効果が高まります。
- ※ 映像の位置を合わせるための指標。カメラで撮影し画像処理を行うことで、カメラの位置や姿勢を測定することができます。