HDビデオカメラ「EOS C100」の機能追加サービスを提供
すべて※1のEFレンズでコンティニュアスAFを実現
キヤノンは、HDビデオカメラ「EOS C100」(2012年11月発売)を対象に、革新的な撮像面位相差AF技術「デュアルピクセルCMOS AF」に対応するファームウエア※2の更新サービスを、2014年2月より有償で開始します。
- ※1 マニュアルフォーカスレンズを除く。
- ※2 カメラ本体を制御するためのソフトウエア。
おもな特長
キヤノンは、さまざまな映像制作現場での撮影を効率化するために、「EOS C100」を対象に、デュアルピクセルCMOS AF技術を使ったオートフォーカス機能を追加するファームウエアの更新サービスを行います。デジタル一眼レフカメラ「EOS 70D」(2013年8月発売)に初めて採用した「デュアルピクセルCMOS AF」は、撮像と位相差AFの機能を兼ね備えた構造のCMOSセンサーを用いた画期的なAF技術です。これにより、マニュアルでのピント合わせが主の「EOS C100」で、スムーズなコンティニュアスAFが可能になり、少人数で即時性の求められる撮影を行う場合などに威力を発揮します。
すべてのEFレンズでコンティニュアスAFを実現
「デュアルピクセルCMOS AF」に対応するファームウエアの更新により、すべてのEFレンズで画面中央の被写体に自動でピントを合わせ続けられるコンティニュアスAFが可能になります。さらに、コントラストAF信号を補助的に使用することにより、不要なボケの発生を抑えた安定感の高いAFを実現しています。また、AFロック機能の追加により、あらかじめピントを任意の距離に固定する「置きピン撮影」や、ピント合わせ後の撮影範囲や構図の変更などが可能になり、撮影の幅を広げることができます。
「ONE-SHOT AF」の高速化を実現
ワンタッチで画面中央の被写体に自動でピント合わせができる「ONE-SHOT AF」が、ファームウエア更新前と比べ約2倍※3の速さで可能になります。この特長は104機種※4のEFレンズで効果を発揮します。
本サービスは、ファームウエアの更新希望のユーザーを対象に実施します。価格は1台につき5万5,000円(税別)です。詳細はキヤノンホームページに掲載します。
- ※3 「EF70-200mm F2.8L IS II USM」「EF24-105mm F4L IS USM」を使用した場合。キヤノン調べ。撮影レンズや撮影条件によっては、従来との差が小さい場合もあります。
- ※4 2013年11月7日現在。旧モデルおよび海外モデルを含む。