ニュースリリース

2013年7月8日

クラウド連携により図面出力ワークフローを効率化
大判プリンター“imagePROGRAF iPF610 plus”など3機種を発売


キヤノンは、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、A1ノビ用紙サイズに対応した“iPF610 plus/iPF605L plus”と、A2ノビ用紙サイズに対応した“iPF510 plus”の計3機種を、2013年7月下旬より発売します。

imagePROGRAF iPF610 plus *オプションの「スタンドST-24」装着時
imagePROGRAF iPF610 plus
オプションの「スタンドST-24」装着時
  • imagePROGRAF iPF610 plus
    価格(税別)27万8,000円 (発売日:2013年7月下旬)
  • imagePROGRAF iPF605L plus
    オープン価格 (発売日:2013年7月下旬)
  • imagePROGRAF iPF510 plus
    価格(税別)19万8,000円 (発売日:2013年8月上旬)

新製品は、5色の「染・顔料リアクティブインク」を搭載したエントリーモデルで、CAD/GIS図面やポスター、一般オフィスの掲示物など幅広い大判プリントニーズに対応します。A1サイズを約31秒※1で高速出力でき、高画質と高速印刷を両立しています。新たに、図面出力ワークフローの効率化を実現するソフトウエアを用意することで、建設、土木、設計業や小規模オフィスなどにおける大判プリント業務の効率性や利便性を向上させます。

■ 簡単印刷とクラウド連携により図面出力ワークフローを効率化

同梱の図面ファイル出力・管理用のソフトウエア「imagePROGRAF Direct Print & Share(DPS)」を使えば、PDFなど各ファイルをパソコンで開く際に、専用アプリケーションとプリンタードライバーを起動する必要がなく、DPSのプレビュー画面で内容を確認し、簡単に印刷できます。さらに異なる形式のファイル※2の印刷指示や用紙サイズ、給紙方法などの詳細印刷設定も一括で行えます。またDPSからクラウドサービス※3上にファイルをアップロード/ダウンロードでき、遠隔地や複数拠点にいる建築、設計会社およびその顧客らがモバイル端末などでも最新情報を即時に共有することが可能です。これらにより図面出力ワークフローの効率化を実現します。

■ 黒文字のにじみを低減する「染・顔料リアクティブインク」を採用

染料インク4色に顔料マットブラックを加えた5色の「染・顔料リアクティブインク」を採用することで、カラーインクとブラックインクの境界でおこるにじみを低減します。これにより建築図面や設計図面の出力で求められる微細な線や、グラフや表において背景に色のついた黒文字などを美しく印刷できます。

  • ※1普通紙、「速い」モードにおいて。
  • ※2対応ファイル形式: PDF、JPEG、TIFF。
  • ※3対応クラウドストレージ:Googleドライブ。(2013年7月現在)

【大判プリンターの市場動向】

CAD図面のカラー化需要の高まりと、従来の出力センターにおける図面の集中出力から建設、設計、製造など個々の現場での分散出力への変化が、昨今のCAD市場の傾向として挙げられます。
この傾向を受けて、大判インクジェットプリンターによるCAD図面の出力機会はますます高まりを見せてきています。また、業務の効率改善、無駄の排除、即時性などを背景に、従来は外部に委託していたポスターなどの大判出力物を内製化しようとするニーズも確実に広がりを見せています。2012年の販売台数は世界で約22万3千台、国内で約2万8千台と推定しています。
(キヤノン調べ。)

  • A2以上の用紙サイズに対応する大判インクジェットプリンターにおいて。17インチ(紙幅432mm)廉価モデルを除く。

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