ニュースリリース
2012年12月17日
HDTVカメラ対応の20倍ポータブルズームレンズ
“KJ20×8.2B KRSD”を発売
キヤノンは、HDTVカメラに対応する20倍のポータブルズームレンズ「KJ20×8.5B KRSD」(2008年2月発売)の後継機種で、より優れた光学性能を有する“KJ20×8.2B KRSD”を、2013年3月中旬に発売します。
- KJ20×8.2B KRSD
- KJ20×8.2B KRSD
- 価格(税別)65万円(発売日:2013年3月中旬)
“KJ20×8.2B KRSD”は、テレビ局における番組の制作、ホールでのコンサートの収録、結婚式の記録、プロモーションビデオの制作などの撮影用途を想定したレンズです。現在このような業務用映像制作の撮影現場では、2/3型撮像素子を搭載しながらも小型で高画質のHDTVカメラが普及するとともにその低価格化が進み、これらに対応するレンズが求められています。新製品は、広角化や軽量化などの高性能化を図りながらも優れたコストパフォーマンスを実現し、プロフェッショナルの高い要求に応えるレンズです。
■ 優れた光学性能
異常分散ガラスの採用や、キヤノン独自の光学設計技術により、諸収差を良好に補正するほか、画面中心から画面周辺まで高い解像度とコントラストを実現しています。これにより、ハイビジョンにふさわしいシャープな映像を得られます。
■ 小型・軽量ボディーでありながら広角化を実現
全長181.8mm、質量1.25kg※の小型・軽量ボディーで、従来機種に比べて軽量化を図りながらも、広角端焦点距離を8.5mmから8.2mmへ広角化し、より画角の広い撮影を実現しています。
■ 高速なズームスピードを実現するドライブユニット
高性能なドライブユニットにより、広角端から望遠端までのズーミングにおいて、最高速1.0秒を実現しています。最低速は従来機種と同等を実現し、低速でのズーム撮影においてもスムーズで安定した映像を得られます。また、ボタン操作一つでユーザーが設定した任意のズームポジションに高速で移動できるシャトルショット機能を搭載し、スポーツ中継など2つの画角を繰り返し撮影する場面で威力を発揮します。
- ※フード未装着時。
【放送機器の市場動向】
デジタルテレビ放送に伴うハイビジョン化が日本や欧米諸国で浸透する中、番組制作の現場ではHDTV向けコンテンツ制作やそれに合わせた普及型HD制作機材の需要拡大が見込まれています。また、今後新興国でもデジタル放送への移行を控えており、普及クラスのHDTVカメラ用TVレンズの需要は増大すると予測されます。キヤノンはこうした市場動向を捉え、2/3型低価格HDTVカメラ用標準レンズ“KJ20x8.2B KRSD”を投入します。