ニュースリリース
2012年4月3日
天体撮影専用※のデジタル一眼レフカメラ“EOS 60Da”を発売
キヤノンは、本格的な天体撮影を実現するデジタル一眼レフカメラ“EOS 60Da”を、2012年4月中旬から発売(受注販売)します。
- ※“EOS 60Da”は、天体撮影専用の仕様であるため、天体以外の一般的な被写体の撮影はお勧めできません。一般の被写体を撮影した場合、実際より赤みの強い撮影画像になったり、適切なカラーバランスを得られないことがあります。
- EOS 60Da
*EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS装着時
- EOS 60Da・ボディ
- オープン価格 (発売日:2012年4月中旬)
“EOS 60Da”は、天体写真を愛好するハイアマチュアユーザーに向けた、天体撮影専用のデジタル一眼レフカメラです。天体撮影に最適な光学特性を備えることにより、赤い星雲を高精細に撮影することを可能にし、本格的な天体撮影を楽しむことができます。
■ 天体撮影に最適な光学特性
“EOS 60Da”は、CMOSセンサー前面に配したローパスフィルターの特性を、ベースとなるカメラ「EOS 60D」(2010年9月発売)から変更することにより、Hα輝線※の透過率を「EOS 60D」に比べ約3倍に引き上げました。これにより、一般的なデジタルカメラでは撮影することが難しい、バラ星雲や馬頭星雲など天体ファンの人気が高い赤みの強い星雲を、特殊なフィルターを使用することなく高精細に撮影することができます。
- ※星雲などが放つ光の波長の一つです。
■ 高画質・低ノイズ
ベースモデル「EOS 60D」の優れた基本性能を最大限に生かしています。約1,800万画素のCMOSセンサーや高性能映像エンジンDIGIC 4を搭載することにより、常用ISO感度を最高ISO6400まで高めています。これにより、天体撮影に特有の暗さや長時間露光を配慮した、EOSならではの低ノイズで高精細・高画質な画像が得られます。
【レンズ交換式デジタルカメラ※の市場動向】
2011年のレンズ交換式デジタルカメラの出荷台数(全世界)は、対前年比約23%増の約1,600万台に達しました。2012年はアジア地域を中心とした需要の伸長に伴い、対前年比で約25%増の約2,000万台と、順調な市場の拡大が見込まれています。(キヤノン調べ)
- ※デジタル方式でレンズ交換が可能な一眼レフ・ノンレフレックスの両方を含みます。