ニュースリリース
2011年9月7日
クラス最高の広角と高倍率を実現
フィールドズームレンズ“DIGISUPER 95”を発売
キヤノンは、HDTVに対応した放送機器の新製品として、スポーツ中継などの撮影に適した95倍フィールドズームレンズ“DIGISUPER 95”を2012年3月上旬より発売します。
- DIGISUPER 95
- DIGISUPER 95
- 価格(税別)1,424万円※ (発売日:2012年3月上旬)
- ※ズーミングとフォーカシングのサーボ制御機能を備えたフルサーボISSタイプの価格。
“DIGISUPER 95”は、スポーツ中継などの用途で市場から高い支持を得てロングセラーとなっている「DIGISUPER 86 xs」(2000年7月発売)の後継機種で、クラス最高の広角と高倍率を実現した、HDTV対応の95倍フィールドズームレンズです。
■クラス最高の広角と高倍率を実現
広角端焦点距離が8.6mmと、従来機種「DIGISUPER 86 xs」の9.3mmに比べ約8%の広角化を実現しており、フィールドズームレンズとして世界最広角※を達成しています。また、望遠端焦点距離を800mmから820mmへと長焦点化し、ズーム比も従来機種の86倍から95倍へとアップするなど、ユーザーからの要望が高い広角化・高倍率化を実現しています。
- ※放送機器業界において、50倍以上のズーム比を持つフィールドズームレンズを対象とする。(2011年9月7日現在)
■ズーム全域で高解像度、高コントラストを実現する優れた光学性能
最新の大口径非球面技術や光学材料技術、それらを最大限に活用するキヤノン独自の光学設計技術により、色収差や球面収差、像面湾曲などの諸収差を良好に補正しています。さらに、画面中心部から周辺部に至るまで高い解像度を実現しています。
■シフト式光学防振機構を内蔵
シフト式光学防振機構を搭載しており、一般的にブレやすいとされる望遠側でも、揺れの極めて少ない滑らかな映像が撮影できます。
【放送機器の市場動向】
近年、デジタルテレビ放送に伴うハイビジョン化が日本や欧米諸国で浸透する中、スポーツや報道、ドラマなどの番組制作の現場では、HDコンテンツ制作機材の需要拡大が見込まれています。また、今後新興国でもデジタル放送への移行を控えており、特にこれらの地域では世界的スポーツイベントの開催も予定されていることから、HDTVカメラ用フィールドズームレンズの需要はさらに増大すると予測されます。キヤノンはこうした市場動向を踏まえ、10年以上にわたり高い評価を得てきたフィールドズームレンズ「DIGISUPER 86 xs」(2000年7月発売)の後継機種として、クラス最高の広角※と高倍率を実現した“DIGISUPER 95”をこのたび市場に投入します。
- ※放送機器業界において、50倍以上のズーム比を持つフィールドズームレンズを対象とする。(2011年9月7日現在)