ニュースリリース
2010年11月4日
高画質なフルハイビジョン映像をCFカードに記録する“XF105”など
小型・軽量な業務用デジタルビデオカメラ2機種を発売
キヤノンは、MPEG-2 フルHD(4:2:2)のファイルベース記録形式を採用した、小型で軽量な業務用ビデオカメラの新製品2機種を2011年1月中旬から発売します。
- XF105
- XF105
- オープン価格 (発売日:2011年1月中旬)
- XF100
- オープン価格 (発売日:2011年1月中旬)
“XF105/XF100”は、「XF305/XF300」(2010年6月発売)で好評のMPEG-2 フルHD(4:2:2)のファイルベース記録形式を採用し、大幅に小型・軽量化を図ったモデルです。機動性が求められる屋外での撮影や室内などの狭い空間での撮影に加え、2台を同時に使用すれば3D映像の制作現場でも活用できるなど、幅広い業務用途に対応します。なお、“XF105”には映像制作時の拡張性を高める各種の接続端子を搭載しています。
■ 機動性に優れた小型・軽量なボディ
単板式の撮像素子や新設計のズームレンズの採用と、高密度実装技術により、「XF305/XF300」に比べて、体積比で約42%、質量比で約41%の小型で軽量なボディを達成しました。操作部や端子、マイクなどの機能的な配置に加え、グリップ部を中心とした重量バランスの最適化を図ることにより、プロのニーズを満たす優れた操作性とホールディング性を実現しています。
■ 高画質なフルハイビジョン映像をMPEG-2 フルHD(4:2:2)のファイルベース形式で記録
1,920×1,080画素のフルハイビジョン映像をHDV規格に対して2倍の色解像度で記録する、MPEG-2フルHD(MPEG2 422P@HL準拠)を採用し、映像は、信頼性の高いCFカード(2スロット搭載)に記録します。「XF305/XF300」と同じ有効画素数約207万画素の「キヤノン フルHD CMOS」を、単板式で搭載するとともに、高い解像力と光学式手ブレ補正機能を備えた広角30.4mm相当※からの光学10倍ズームの「キヤノン HDビデオレンズ」を新たに設計することで、高画質と小型化を実現しています。
- ※35mmフィルム換算。
■ 3D映像制作にも対応
“XF105/XF100”は、3D映像の撮影システムの構築に便利な光軸調整やズーム位置(画角)調整が可能なため、2台同時に使用することにより、3D映像の制作現場にも対応します。
【業務用デジタルビデオカメラの市場動向】
放送やテレビのハイビジョン化が広まり、大画面で高精細な映像を鑑賞する機会が増える中、映像コンテンツの制作現場では、さらなる映像の高画質化に加え、制作の効率化が求められています。そのため、映像の記録方式も従来のテープベースから、映像を高画質のまま保存し、撮影から編集・加工までの一連の作業性を高められるファイルベースへと移行しつつあります。
今回発売する“XF105/XF100”は、ファイルベース記録形式を採用すると共に、「XF305/XF300」に比べて大幅な小型化と低価格化を図ることにより、低コストでの運用を可能にし、機動力を必要とする映像制作の現場から3Dの映像制作まで、幅広いニーズに応えます。