ニュースリリース

2010年10月1日
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
キヤノンITソリューションズ株式会社

キヤノンマーケティングジャパングループがクラウドビジネスを強化
中核企業キヤノンITソリューションズに専門組織を設立


キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:川崎正己、以下キヤノンMJ)は、クラウドビジネスのさらなる加速を目的に、グループのクラウドビジネスを推進する中心的な組織「クラウドビジネスセンター」を、キヤノンMJ ITグループのキヤノンITソリューションズ株式会社(社長:浅田和則、以下キヤノンITS)に、本日付で新設します。

キヤノンMJグループでは、「顧客への独自の付加価値を提供するサービス企業グループへ変革する」という中期経営計画の基本方針に則り、ITグループ企業の再編、高品質なITサービスを提供するための共通基盤の構築、新データセンターの建設(2012年秋竣工予定)を進めてきました。このほど、クラウドビジネスセンターを核に組織体制を強化することで、クラウドビジネスの展開をさらに加速します。

クラウドビジネスセンターの主な役割は、キヤノンMJグループのクラウドビジネスの事業戦略・ビジネスモデルの策定、ITサービス共通基盤の構築、新規サービスの創造スキーム確立、ビジネス推進体制の強化、スキルアップ推進です。
キヤノンMJグループ各社は、これまで独自にクラウドビジネスへの取り組みを進めてきましたが、今後はクラウドビジネスセンターに、各社が培ったノウハウや顧客のニーズ、さらに主力ビジネスであるキヤノン製品をはじめとするハードウエアの販売やシステムインテグレーションのノウハウを集約することで、グループシナジーの最大化を図ります。
これにより、導入検討から運用フェーズにいたるまでのコンサルティング、プライベートクラウドの構築、パブリッククラウドとの連携、回線の提供、顧客の社内ネットワークの構築、ハードウエアの提供および保守サポートまで、より一層価値の高いサービスを一元的に提供することが可能になります。

「イメージング」「プリンティング」「グループIT」をテーマに、キヤノンが得意とする優れたイメージング技術・プリンティング技術と、キヤノンMJグループの社内ITをクラウド上で稼動させることで得られるノウハウを反映し、顧客のニーズにあわせたサービスを提供していきます。2011年1月より稼動を開始する「ITサービス共通基盤」上で順次サービスを開始し、2013年以降は、「ITサービス共通基盤」を、外部のSaaSベンダーに向けたPaaSとしても提供していきます。

また、クラウドビジネスセンターは、キヤノン株式会社(社長:内田恒二)が進めるクラウドビジネスとの連携を強化し、キヤノングループにおけるグローバルなサービス事業拡大に向けた取り組みの一翼を担います。


<ソリューション領域>

2011年1月より稼動を開始する、最新技術を集約した「ITサービス共通基盤」上で、キヤノンMJグループの強みである「イメージング」「プリンティング」「グループIT」を活かしたサービスを展開していきます。

1.イメージング

編集・アーカイブ・検索など、キヤノンが得意とする優れた画像処理技術を用いたサービスを提供します。コンパクトデジタルカメラから放送局用カメラまでをトータルに提供するキヤノンの強みを活かします。

2.プリンティング

帳票印刷・圧縮技術など、キヤノンの優れたプリンティング技術と、ハードウエアを連携させたサービスを提供します。

3.グループIT

社内ITをクラウド上で稼動させ、そのノウハウを反映したサービスを提供します。製造業・開発会社の立場でクラウド利用を実践し、そのノウハウをサービスに反映します。

キヤノンMJクラウド概念図
<キヤノンMJ クラウド概念図>

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