ニュースリリース
2010年9月14日
産業用X線CTの国内独占販売権を取得
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:川崎正己、以下キヤノンMJ)は、このほど米国Xradia(エックスラディア)社(Xradia, Inc. 、CEO:Mr. Rod BROWNING)との間で、同社製の産業用X線CT“MicroXCT/UltraXRMシリーズ”の日本国内における独占販売契約を締結し、9月14日より販売を開始します。
- 産業用X線CT
“MicroXCT-200”
- 産業用X線CT
“UltraXRM-L200”
- Xradia社MicroXCTシリーズ
- 価格(税別)7000万円~1億円※ (販売開始時期:9月14日)
- Xradia社UltraXRMシリーズ
- 価格(税別)1億8000万円~3億円※(販売開始時期:9月14日)
- ※装置構成により価格は変動します。
産業用X線CT(コンピューター断層撮影装置)は、X線管と検出器の間で測定物を回転させながらX線を透過し、全方向からの透視画像データをコンピュータで断層像に再構成して表示する装置です。各断面の状態を把握でき、高機能材料や生物の内部状態の解析・検査に利用されています。
■ Xradia社製の産業用X線CTの特長
Xradia社製の産業用X線CTは、測定物の内部構造や欠陥を、非破壊かつ高解像度、高コントラストで解析できます。Xradia社独自のX線光学系を採用しており、“MicroXCT”は1マイクロメートル、“UltraXRM”は50ナノメートルという高い分解能を備えています。また、X線の吸収率が低いため従来の産業用X線CTでは測定が困難だった、シリコンなどの軽元素材料に対しても高いコントラストで観察することができます。これにより、半導体や高機能材料、ライフサイエンス、エネルギー、地質鉱物・化石など、多岐にわたる分野の材料を解析することが可能です。
■ キヤノンMJの目的
キヤノンMJは、今後需要の伸びが期待されている半導体関連や高機能素材、バイオ・医療など広範な分野をターゲットに、高度な分析・解析用装置として本装置“MicroXCT/UltraXRM”を拡販します。装置の輸入販売だけでなく、納入後の技術サポートとフィールドサービスも担います。