ニュースリリース

2010年4月8日

高画質なフルハイビジョン映像をCFカードに記録する“XF305”など
業務用デジタルビデオカメラ2機種を発売


キヤノンは、自社の業務用ビデオカメラで初めてMPEG-2 フルHD(4:2:2)のファイルベース記録形式を採用し、高画質なフルハイビジョン映像をCFカード(コンパクトフラッシュカード)に記録する業務用ビデオカメラの新製品2機種を6月下旬から順次発売します。

XF305
XF305
  • XF305
    価格(税別)80万円 (発売日:2010年6月下旬)
  • XF300
    価格(税別)70万円 (発売日:2010年6月下旬)

“XF305/XF300”は、レンズ、撮像素子、画像処理エンジンを一新し、新たにファイルベース記録形式を採用することにより、映像制作から報道や番組制作まで幅広い業務用途に対応する高画質な映像を高品位に記録できるモデルです。また、業務用途での使いやすさを一段と高めるとともに、“XF305”には映像制作時の拡張性を高める各種の接続端子を搭載しています。

■レンズ・撮像素子・画像処理エンジンを一新し、高画質なフルハイビジョン映像を実現

各種の収差を抑えるUDレンズやUAレンズに加えてHi-UDレンズなど優れた光学技術を採用し、高い解像力と光学式手ブレ補正機能を備えた光学18倍ズームの「キヤノン HDビデオLレンズ」を新たに設計しました。撮像素子は、有効画素数約207万画素の「キヤノン フルHD CMOS」を新たに開発し、レッド・グリーン・ブルーの色ごとに搭載する3板式を採用しています。また、高画質と高機能を実現する映像エンジン「DIGIC DV Ⅲ」を搭載しています。レンズ、撮像素子、画像処理エンジンに最新の技術を投入することで中心解像度1,000TV本以上の優れた描写力を実現し、高画質な映像の撮影を可能にします。

■高画質のまま保存できるMPEG-2 フルHD(4:2:2)のファイルベース記録形式

1,920×1,080画素のフルハイビジョン映像をHDV規格に対して2倍の色解像度で記録する、MPEG-2フルHD(MPEG2 422P@HL準拠)を採用しています。また、HDV規格の2倍に相当する最高50Mbpsのデータ量で記録することにより、撮影した映像を高画質のまま記録できます。

■CFカード(コンパクトフラッシュカード)に記録

記録媒体は、入手がしやすく信頼性の高いCFカード(2スロット搭載)を採用しています。

【業務用デジタルビデオカメラの市場動向】

放送やテレビのハイビジョン化が広まり、大画面で高精細な映像を鑑賞する機会が増える中、映像コンテンツの制作現場では、さらなる映像の高画質化に加え、制作の効率化が求められています。そのため、映像の記録方式も従来のテープベースから、映像を高画質のまま保存し、撮影から編集・加工までの一連の作業性を高められるファイルベースへと移行しつつあります。
今回発売する“XF305/XF300”は、ファイルベース記録形式を採用すると共に、レンズ、撮像素子、エンジンを一新することで、映像のさらなる高画質化と作業の効率化の双方のニーズに応えます。

戻る