ニュースリリース
2010年4月5日
2×エクステンダーを内蔵したHDTV用ポータブルズームレンズ
“KT17e×4.3B”
キヤノンは、HDTV用ポータブルズームレンズの新製品として、2×エクステンダーを内蔵するなどハイエンドクラスのレンズに匹敵する高性能を達成しながら、小型・軽量化も実現した17倍ズームレンズ“KT17e×4.3B”を6月下旬に発売します。
- KT17e×4.3B
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- KT17e×4.3B
- 発売日:2010年6月下旬
新製品“KT17e×4.3B”は、普及クラスのレンズとして好評の「HDgc」シリーズの新製品で、1/3型撮像素子を搭載したHDTVカメラ用の17倍ポータブルズームレンズです。焦点距離を2倍に切り換えることができる2×エクステンダーを内蔵することにより、さまざまな撮影シーンが想定される報道現場などで、高品位なハイビジョン映像の撮影が可能です。
■ハイビジョンの高品位な映像を可能とする光学性能と小型・軽量化の両立
キヤノン独自の光学設計により、像面湾曲やコマ収差などの諸収差を良好に補正しているほか、ズーム、フォーカス全領域において、画面周辺まで高解像力と高コントラストを実現しています。また、理論解析と3D-CADを駆使することで小型・軽量化を達成し、優れた機動性で長時間撮影の負荷を軽減します。
■さまざまな撮影シーンに対応可能な2×エクステンダーを内蔵
2×エクステンダーを内蔵することにより、レバーを切り換えるだけの簡単な操作で焦点距離を2倍にし、広角から望遠までの撮影に対応することができます。さらに、エクステンダーを考慮した最適な光学設計により、エクステンダー使用時も色にじみを抑えた良好な光学性能の維持を達成しています。
なお、同製品は、4月12日から15日までアメリカのラスベガスで開催される放送機器展「NAB Show 2010」に出展されます。
【放送機器の市場動向】
近年、デジタルハイビジョン放送が日本や欧米で浸透し始め、新興国にも広がる動きが出てきています。そのような状況の中、ハイビジョン用機材の本格的な普及に伴い、ローコストオペレーションを実現する1/3型撮像素子を搭載した交換レンズ式HDカメラの市場は、ここ数年で確実に拡大しています。キヤノンはこうした市場動向を捉え、特に報道分野において必要とされる2×エクステンダーを搭載した、1/3型HDTVカメラ用の普及クラスのレンズ“KT17e×4.3B”を投入します。