ニュースリリース
2010年2月1日
新開発の高精度・高画質印刷技術を搭載し、RIP対応を強化
プロ向けグラフィック大判インクジェットプリンター3機種を発売
キヤノンは、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズの新製品として、プルーフ(色校正)、フォトなどのグラフィックアート市場向けに“iPF8300”など3機種を2010年2月中旬より順次発売します。
- imagePROGRAF iPF8300
- imagePROGRAF iPF6350/6300
*オプションのスタンド「ST-25」装着時
- imagePROGRAF iPF8300
- 価格(税別)69万8,000円※(発売日:2010年3月上旬)
- imagePROGRAF iPF6350
- 価格(税別)40万8,000円 (発売日:2010年2月中旬)
- imagePROGRAF iPF6300
- 価格(税別)32万8,000円 (発売日:2010年3月上旬)
- ※ 標準装備の専用スタンドを含む。
“iPF8300”はB0ノビ(44インチ)、“iPF6350/iPF6300”はA1ノビ(24インチ)用紙サイズに対応したモデルです。新開発の高精度メカプラットフォームと新顔料インクシステムを搭載するなど、画期的な新技術の搭載により、高精度なプルーフ(色校正)出力や、表現力豊かな写真出力を実現し、プロフェッショナルユーザーからの極めて高度な画質への要求に応えます。
■さまざまな分野の色校正システムに対応
新たにプリンター本体のメカ構成を強化したメカプラットフォームにより、文字・細線の精度、面内均一性を高め、色ずれを低減し、プルーフに必須の画像精度と画像均一性を実現しました。また、グラフィック業界の有力なRIPに対応しており、使い慣れたワークフローを生かしたプリンター導入が可能になりました。
■プロ写真家やクリエイターのニーズに応える高画質
新顔料インクシステム「LUCIA(ルシア) EX」と新印字プロセスの導入により、黒の品位や、暗部階調表現力の向上など、写真に要求される高画質を実現しています。さらに、色調整を素直に反映する色応答性や、出力物の擦過耐性が向上し、出力物の取り扱いがより快適になりました。
なお、新製品3機種は、2010年2月3日から5日まで池袋サンシャインシティ コンベンションセンターTOKYOで開催される印刷展示会「PAGE2010」に出展されます。
【大判プリンターの市場動向】
高性能なデジタルカメラの普及により、高画質データを手軽に扱えるようになってきたことに伴い、高画質写真出力ニーズも高まりを見せてきています。また、プリンターの色再現領域の拡大や、印刷精度の向上に伴って、大判インクジェットプリンターを用いた色校正(プルーフ)出力ニーズも確実に拡がりを見せています。
これらを背景に、大判インクジェットプリンター市場はこれまで堅調な拡大を続けています。2009年は金融危機により一時的な低迷はありましたが、2010年以降は、再び回復が見込まれています。