ニュースリリース

2009年7月13日

キヤノン、複合機の新ブランド“imageRUNNER ADVANCE”を発表
IT環境との連携を強化したカラー複合機 3シリーズ、12モデルを発売


キヤノンは、複合機の新ブランド“imageRUNNER ADVANCE(イメージランナー・アドバンス)”を立ち上げ、カラー複合機の新製品“imageRUNNER ADVANCE C9000 PRO”、“C7000”、“C5000”の3シリーズ12モデルを9月上旬より順次発売します。

imageRUNNER ADVANCE C7065
imageRUNNER ADVANCE C7065
オプションの「中綴じフィニッシャー・
B1」など装着時。
imageRUNNER ADVANCE C5035F
imageRUNNER ADVANCE C5035F
オプションの「インナーフィニッシャー・
A1」など装着時。
  • imageRUNNER ADVANCE C9000 PROシリーズ
    価格(税別) 380万円~ (発売日:2009年9月下旬より順次※1)
  • imageRUNNER ADVANCE C7000シリーズ
    価格(税別) 300万円~ (発売日:2009年9月下旬)
  • imageRUNNER ADVANCE C5000シリーズ
    価格(税別) 170万円~ (発売日:2009年9月上旬より順次※2)
  • ※1 “C9075 PRO”は9月下旬、“C9065 PRO”は11月上旬。
  • ※2 “C5051F/C5045F/C5035F/C5030F”は9月上旬、“C5051/C5045/C5035/C5030”は11月上旬。
  • 海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 042-460-9565 にお問い合わせください。

ビジネスの多様化・複雑化にともない、オフィスでは、日常業務の効率化やセキュリティーの強化、運用コストの削減、環境への配慮など、多くの課題への対応が求められています。“imageRUNNER ADVANCE”は、ユーザーの多様なニーズに応えるために開発した新世代複合機を総称するブランドです。“C9000 PRO”シリーズは大量出力を必要とするプロダクションニーズに対応したマシンとして、“C7000/C5000”シリーズはオフィスのセンターマシンとして、それぞれ威力を発揮します。

“imageRUNNER ADVANCE”の特長は、「ITシステムとの強力な連携」、「管理業務の強化とTCOの削減」、「一人ひとりに最適な使用環境の実現」の3つです。
「ITシステムとの強力な連携」では、ニーズに応じて複合機の機能を追加できる「MEAP(ミープ)」を進化させ、企業の基幹システムや文書管理システムなどの業務システムと強力に連携するほか、Webサービスにも対応し、さらに幅広いシステムの構築をサポートします。マイクロソフト社など有力なパートナーとも提携し、業務の効率化に大きく貢献します。

「管理業務の強化とTCOの削減」では、紙文書からネットワーク上に生成する電子文書に至るまで、強化された包括的なセキュリティー管理を実現します。入退室用の社員証などを利用して、機器の利用者や個人ごとに使用可能な機能を制限できるほか、Adobe社の文書機密管理サーバーと連携してPDFのアクセス権限を管理できます。また、キヤノンが提供する管理ソフトウエアや管理サービスを利用すれば、社内ネットワーク上の複合機の設定・管理をはじめ、リモートでの監視機能や複合機のオンラインアップデートなどが可能になり、管理業務の強化とTCOの削減に貢献します。

「一人ひとりに最適な使用環境の実現」では、操作画面に大型のTFT液晶カラータッチパネルを採用し、ユーザーが一人ひとりの用途や目的に応じた自分専用の画面を表示できます。また、紙文書をスキャンしてAdobe® PDFやOffice Open XMLなど、ニーズに応じたファイルを手軽に生成できます。さらに、本体のハードディスクドライブ(HDD)の領域を利用して、画像ファイルやオフィスで使われる一般的なファイルフォーマットを保管できるほか、複合機同士の連携機能により、他の複合機に保管されている文書を出力したりデータを共有することができます。「imageWARE Desktop」(別売)を使用すれば、スキャン、プリント、ファクスなど本体の基本機能を自分のパソコンから快適に操作できます。

環境面においても、業界トップクラスの省エネ性能を実現したほか、世界最高水準の難燃性を持つバイオマスプラスチックを外装の一部に採用するなど、先進的な取り組みを数多く採用しています。

【カラー複合機の市場動向】

2008年のオフィス向けA3カラー複合機の市場規模は、世界市場で約125万台、国内市場で約36万台でした。2009年においては、世界市場では約127万台、国内市場では約33万台と予想しています。 (キヤノン調べ)

【開発の背景】

多くのオフィスでは、業務内容の多様化・複雑化にともない、日常業務の効率化やセキュリティーの強化、機器を管理する業務負荷の軽減やコストの削減、そして環境対応など、さまざまな課題に対応する必要性に迫られています。また、生産、販売、経理、人事、調達など、目的ごとに最適化された業務システムが構築されることが多く、オフィス機器についても、これらのシステムとの強い連携が求められています。
“imageRUNNER ADVANCE”シリーズは、こうした市場のニーズを受けて開発され、複合機としての基本機能の充実に加え、IT環境との強力な連携や、多彩なシステムアプリケーションソフトウエアとの連動により、ユーザーのドキュメントにまつわるあらゆるニーズに対応できる新世代のマシンです。
今後もキヤノンは、新世代の複合機“imageRUNNER ADVANCE”を核として、先進の機能を備えたソフトウエア群や、インターネットサービスを継続的に進化させ、「マネージド・プリント・サービス(MPS)」などの包括管理サービスを提供していきます。そして、ドキュメントに関連する業務を最大限に効率化・高付加価値化する環境を提供し、顧客のビジネスの進化や発展、成長に貢献していきたいと考えています。

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