ニュースリリース
2009年3月24日
一般家庭やホームオフィス向けインクジェット複合機の新製品
自動両面原稿送り装置を搭載した“PIXUS MX860”
キヤノンは、インクジェットプリンター「PIXUS(ピクサス)」シリーズの新製品として、自動両面原稿送り装置を搭載した、一般家庭やホームオフィス向けのインクジェット複合機“PIXUS MX860”を4月上旬より発売します。
- PIXUS MX860
- キヤノン PIXUS MX860
- オープン価格 (発売日:2009年4月上旬)
- ※海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 043-211-9631 にお問い合わせください。
新製品“PIXUS MX860”は、プリンター、コピー、スキャナー、ファクス、ダイレクトプリントなど、オフィスユースにも適した多彩な機能を搭載したインクジェット複合機です。A4原稿が最大35枚まで積載できる自動両面原稿送り装置※1や自動両面プリント機能、前面カセット給紙などにより、充実したペーパーハンドリングが可能です。
また、「PIXUS」が誇る高密度プリントヘッド技術「FINE(Full-photolithography Inkjet Nozzle Engineering)」による最高9,600※2×2,400dpiの高解像度や最小1pl(ピコリットル)の極小インク滴、5色インクシステムなどにより、高品位で高画質なプリントが、A4カラー原稿で約5.6ipm※3、モノクロ原稿で約8.4ipm※3のスピードで高速に行えます。
さらに、ファクス送信時の番号の押し間違いなどによる誤送信を未然に防ぐセキュリティー機能や、設置場所を気にすることなく手軽にプリントできる無線LAN機能など、一般家庭だけでなく、ホームオフィスにも役立つ豊富な機能を装備しています。
そのほか、撮影された写真画像に対して顔検出とシーン解析を行い、その結果に応じて自動的に適切な補正・加工を行う「自動写真補正」機能を搭載しています。また、長期間にわたって写真の美しさを保つ「ChromaLife100+(クロマライフ100プラス)」にも対応しています。
なお、今回発表の“MX860”よりキヤノンのインクジェットプリンターは、これまで各メーカーが独自に測定していた普通紙でのプリントおよびコピースピードについて、ISO(国際標準化機構)が新しく策定したプリンター/複写機生産性測定方法規格(ISO/IEC 24734および24735)に基づいた表記を採用しています。
- ※1A4/レター/リーガルの普通紙に対応。
- ※2最小1/9,600インチのドット(インク滴)間隔で印刷します。
- ※3普通紙への文書プリントスピードはISO/IEC 24734のオフィスカテゴリーテストによる片面印刷ESAT(Estimated Saturated Throughput)の平均値。なお、「ipm」とは「image per minute」の略であり、1分あたりに出力できる枚数もしくは面の数を示します。
【インクジェットプリンターの市場動向】
インクジェットプリンターおよびインクジェット複合機の市場において、2008年の国内出荷台数は約606万台、世界では約8,529万台でした※。2009年は、世界的な景気減速の影響は受けるものの、インクジェットプリンター市場全体としては、写真の出力が増加するとともに、高付加価値の複合機への買い替えが進むと予想されます。
- ※出典:IDC「Worldwide Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker 2008.4Q」
【開発の背景】
この数年、インクジェットプリンターは飛躍的な画質の向上と高速化を遂げてきました。インクジェット複合機の市場が急速に拡大していく中、さらなる多機能化が進むとともに、ユーザーの視点は操作性やデザインの良さに加え、トータルな面での「簡単さ」に向けられつつあります。
新製品“MX860”は、ホームユーザーのみならず、オフィスユーザーもターゲットに、自動両面原稿送り装置や無線LAN機能、「自動写真補正」機能など、ビジネスに役立つ多彩な機能を手軽に操作できる利便性の高いインクジェット複合機です。
キヤノンはインクジェットプリンターの基本性能である画質とスピードのさらなる向上はもちろん、インテリアに調和する洗練されたデザインと快適な操作性を追求した新製品を提供することで、より幅広いユーザーに付加価値を提供し、これからもデジタルフォトをリードしていきたいと考えています。