ニュースリリース

2009年2月18日

EOSシリーズ用の交換レンズをさらに充実
アオリ撮影が可能なTS-Eレンズシリーズの新製品2機種を発売


キヤノンは、一眼レフカメラEOSシリーズ用交換レンズの新製品として、アオリ撮影が可能なTS-Eレンズシリーズ“TS-E17mm F4L”と“TS-E24mm F3.5L II”を5月下旬より発売します。

TS-E17mm F4L
TS-E17mm F4L
TS-E24mm F3.5L II
TS-E24mm F3.5L II
  • キヤノン レンズ TS-E17mm F4L
    価格(税別) 29万5,000円(発売日:2009年5月下旬)
  • キヤノン レンズ TS-E24mm F3.5L II
    価格(税別) 25万円(発売日:2009年5月下旬)
  • 海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 03-3455-9353にお問い合わせください。

新製品2機種はいずれも、レンズの光軸を傾けるティルトと、レンズの光軸を平行に移動するシフトの2つの機能で、光軸とCMOSセンサーなど撮像面の関係を操作し、写真に特殊な効果を加えるアオリ撮影が可能なレンズです。
ティルトを利用することで、撮像面と平行でない被写体の全体にピントを合わせることや、撮像面と平行な被写体の一部にピントを合わせて撮影することができます。また、シフトを利用することで、高層ビルなどの被写体を上部が狭まらないようにパースペクティブ(遠近感)をコントロールすることや、カメラの位置を固定したまま構図を変化させて撮影することができます。
さらに、レンズを±90°の範囲で回転させてティルトとシフトが利用できるレボルビング機能を備えています。また、ティルトとシフトの移動方向を直交から平行まで0~90°の範囲で設定できるTS レボルビング機能を新たに採用しています。

光学面においては、高精度な大口径ガラスモールド非球面レンズの採用により、直線部の多い建築物の撮影で問題となる歪曲収差の発生を極小に抑えて画面全域での高画質化を実現するとともに、UDレンズを採用することで、倍率色収差を良好に補正しています。また、キヤノン独自の特殊コーティング「SWC(Subwavelength Structure Coating)」を施すことにより、入射角の大きな光によるフレアやゴーストを極小に抑えています。

【開発の背景】

キヤノンは1991年4月に、一眼レフカメラEOSシリーズ用の交換レンズとして、世界で初めて自動絞りに対応したアオリ撮影用の「TS-Eレンズシリーズ」を発売しました。
「TS-Eレンズシリーズ」は、建築物の外観や内部の装飾、風景撮影に適した広角タイプの「TS-E24mm F3.5L」、自動車や鉄道車両の撮影などに適した標準タイプの「TS-E45mm F2.8」、ポートレートや商品の撮影に威力を発揮する「TS-E90mm F2.8」の3本で構成されており、その優れた描写によりプロやハイアマチュアからの高い支持を集めてきました。
今回発売する2機種は、「TS-E24mm F3.5L」の後継機種にあたる“TS-E24mm F3.5L II”とさらに広角域に対応する“TS-E17mm F4L”です。主に建築写真家や風景写真分野のプロユーザー向けに、一層の高画質化や広角化、操作性の向上を図ったレンズです。
いずれのレンズとも、高精度な大口径ガラスモールド非球面レンズやUDレンズの採用により優れた光学性能を実現するとともに、特殊コーティング「SWC」を施すことによりフレアやゴーストの発生を極小に抑えています。

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