ニュースリリース

2009年1月21日

自社開発のLCOSパネルを搭載した高精細な普及型液晶プロジェクター“SX800”


キヤノンは、自社開発の反射型液晶パネルLCOS(エルコス=Liquid Crystal on Silicon)を搭載した、高輝度・高精細な普及型液晶プロジェクター“SX800”を、2月上旬より発売します。

SX800
SX800
  • キヤノン パワープロジェクター SX800
    価格(税別)34万8,000円(発売日:2009年2月上旬)
  • 海外からご利用の場合、または050からはじまるIP電話番号をご利用いただけない場合は、TEL 043-211-9348にお問い合わせください。

新製品“SX800”は、SXGA+(1,400×1,050画素)に対応した0.55型の自社開発LCOSパネルを搭載した液晶プロジェクターです。0.55型LCOSパネルの採用により、ボディの小型化を達成しながら、高精細な映像の投写を可能にしています。
また、LCOSパネルの性能を最大限に引き出すキヤノン独自の光学システム「AISYS」(エイシス=Aspectual Illumination System)の搭載により、格子感の少ない滑らかな投写を実現しています。さらに、厳選されたガラス材料や最適なレンズ配置により映像のひずみを抑えた1.5倍電動ズームレンズを装備しています。
自社で開発したこれらのキーデバイスを効果的に組み合わせることで、3,000lm、900:1という高輝度と高コントラストを両立させた投写を実現しています。

また、レンズの光軸と投写映像の下端の高さが一致する10:0レンズシフト方式の採用や、台形ひずみの補正と入力ソースの判別を自動的に行うオートセットアップ機能により、スムーズな設置が可能です。
そのほか、階調を自動的に補正するダイナミックガンマ機能や、投写する内容や目的にあわせて最適な画質や色調が選択できるイメージモード機能など、優れたカラーコントロール機能を搭載しています。

  • プレゼンテーションモード時。

【市場動向と開発の背景】

プロジェクターは、一般的なプレゼンテーションツールとしての使用はもとより、ホールやイベント会場での大画面投写、教育現場やデザイン、シミュレーション、医療をはじめとする専門分野での利用など、活用シーンの幅が大きく広がっています。
また、パーソナルコンピューターからの出力が高精細化し、高解像度な写真やフルハイビジョン動画などのコンテンツを手軽に利用できる環境が整うにつれ、プロジェクターにもこれまで以上に高解像度でありながら高輝度で高コントラストな投写が求められるようになってきました。
今回の新製品は、このような市場動向を捉えて開発された高性能な液晶プロジェクター「SX80」(2008年6月発売)の姉妹機です。キーデバイスである自社開発のLCOSパネルや独自の光学システム「AISYS」に加え、高い解像力を備えたレンズを搭載することにより、それぞれのメリットを最大限に生かした高解像で高画質なプロジェクターに仕上げながらも、「SX80」と比べて入力ソースや機能を絞り込むことで、優れたコストパフォーマンスを実現しています。
“SX800”の発売により、キヤノンの液晶プロジェクターのラインアップは、今回の新製品に加え、「AISYS」とLCOSパネルを採用した現行製品の「WUX10」、「SX7」、「SX80」、「X700」、そして、高輝度モデルや小型・軽量モデルを取りそろえた「LVシリーズ」2機種の合計7機種となります。
キヤノンでは、市場のニーズに応じたラインアップの展開を行うことにより、これからも幅広いユーザー層の期待に応えていきます。

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