ニュースリリース
2008年11月27日
OPTOPOL社製眼科機器の新機種を発売
世界最速・最高解像力のOCT装置“スペクトラルドメイン SPOCT-HR®”
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(社長:村瀬治男、以下キヤノンMJ)は、ポーランドOPTOPOL(オプトポール)社(社長:Adam Bogdani)製の世界最速、最高解像力※1のOCT(Optical Coherence Tomography、光干渉断層計)装置※2“スペクトラルドメイン SPOCT-HR”を、2009年1月7日より発売します。
- ※12008年11月27日現在。市販の眼科用OCT装置として。
- ※2眼底3次元画像解析装置のひとつで、眼底に弱い赤外線を当て、反射した光の干渉波を解析して網膜の断層を描き出す装置。
- OPTOPOL社OCT装置
“スペクトラルドメイン SPOCT-HR”
- OPTOPOL社OCT装置“スペクトラルドメイン SPOCT-HR”
- 価格(税別) 1,600万円(発売日:1月7日)
OCT装置は、黄斑や視神経乳頭など網膜の断層を検査する装置で、失明原因の上位の加齢黄斑変性や緑内障、糖尿病網膜症といった網膜疾患の診断に効果的です。
キヤノンMJは、これまで眼底カメラや屈折検査装置、眼圧計など、各種の眼科機器を提供してきましたが、2008年5月にOPTOPOL社と眼科機器の国内独占販売契約を締結し、OCT装置「スペクトラルドメイン SPOCT」の販売を開始しました。
新製品“スペクトラルドメイン SPOCT-HR”は、「スペクトラルドメイン SPOCT」の上位機種で、毎秒5万2,000本という世界最高速※のAスキャン(深さ方向)を実現しており、従来機種に比べ約2倍のスピードで読み取ることができます。網膜の断層を短時間で撮影できるので、固視ずれや瞬きによる画像の欠落を防ぎ、網膜疾患の診断で求められる正確で質の高い断層画像が得られます。また、3マイクロメートルという世界最高※の解像力(深さ方向)を備えており、網膜の各組織を高画質で撮影し微細な病巣を検査することができます。さらに、解析ソフトウエア上で高精度な3次元画像で描画し、6種類のスキャンプログラムや緑内障解析ツールで分析することで、患者の症状に合わせた正確な臨床検査が行えます。
- ※2008年11月27日現在。市販の眼科用OCT装置として。